小泉今日子の25thシングル(Wikiのカウントと違うが、12インチと7インチの同タイトルはひとつと扱って)。
①Fade Out
作詞・作曲・編曲:近田春夫
既存の「アイドル像」を破壊しまくって、ニュータイプアイドルとして突き進んできた80's小泉さん。23歳、もうアイドルというには少々抵抗がでてきつつ、コイズミブランドは確立され、何をやってもOK!な勢いのあった時期。前作、昭和最後のシングルは大瀧詠一作品、この平成の世になってはじめてのシングルは、近田春夫プロデュースでクラブ系サウンドに挑戦した。クールな打ち込みサウンドに歌謡曲的泣き要素が入った傑作。7分34秒と長尺なのに、開始10秒で小泉さんの歌がはじまり、結構ずっと歌っている。メランコリックな「Ah 今頃Discoでは~」のハモリ、アウトロのサックスなど、ムード歌謡の匂いがするハウスに仕上げた、小泉さんの新境地。
②集中できない クノールカップスープ'89キャンペーンイメージソング
作詞・作曲・編曲:近田春夫
こちらも6分10秒と長めのトラック。いきなり近田さんの声がする。打ち込みのビートにかぶるザ・レヴォリューションのウェンディみたいなリズムギターがカッコいいな。小泉さんのしゃくりあげるようなお色気唱法が楽しめる。全体の印象は珍品系。どこをCMに使ったんだろ?
定価937円、中古で210円。
アナログジャケとは同じフォトセッションの違う写真。アナログは口を閉じてるけど8㎝は半開き。
右上、マキシシングル「Fade Out Super Remix Tracks」(1989)。やっぱりショートが似合うと思う。カップリングは「Stand Up」のリミックス。
右下、近田春夫の人力ヒップホップバンド、ビブラストーン『エントロピー・プロダクション』(1991)。アルバム9曲中、5曲に小泉さんが参加。クレジットは「Additional Rapper」。あんまりラップらしいラップはないが、「調子悪くてあたりまえ」などで小泉さんの声が確認できる。
①Fade Out
作詞・作曲・編曲:近田春夫
既存の「アイドル像」を破壊しまくって、ニュータイプアイドルとして突き進んできた80's小泉さん。23歳、もうアイドルというには少々抵抗がでてきつつ、コイズミブランドは確立され、何をやってもOK!な勢いのあった時期。前作、昭和最後のシングルは大瀧詠一作品、この平成の世になってはじめてのシングルは、近田春夫プロデュースでクラブ系サウンドに挑戦した。クールな打ち込みサウンドに歌謡曲的泣き要素が入った傑作。7分34秒と長尺なのに、開始10秒で小泉さんの歌がはじまり、結構ずっと歌っている。メランコリックな「Ah 今頃Discoでは~」のハモリ、アウトロのサックスなど、ムード歌謡の匂いがするハウスに仕上げた、小泉さんの新境地。
②集中できない クノールカップスープ'89キャンペーンイメージソング
作詞・作曲・編曲:近田春夫
こちらも6分10秒と長めのトラック。いきなり近田さんの声がする。打ち込みのビートにかぶるザ・レヴォリューションのウェンディみたいなリズムギターがカッコいいな。小泉さんのしゃくりあげるようなお色気唱法が楽しめる。全体の印象は珍品系。どこをCMに使ったんだろ?
定価937円、中古で210円。
アナログジャケとは同じフォトセッションの違う写真。アナログは口を閉じてるけど8㎝は半開き。
右上、マキシシングル「Fade Out Super Remix Tracks」(1989)。やっぱりショートが似合うと思う。カップリングは「Stand Up」のリミックス。
右下、近田春夫の人力ヒップホップバンド、ビブラストーン『エントロピー・プロダクション』(1991)。アルバム9曲中、5曲に小泉さんが参加。クレジットは「Additional Rapper」。あんまりラップらしいラップはないが、「調子悪くてあたりまえ」などで小泉さんの声が確認できる。
でも「セールス惨敗」ってことはないのでは?その前の快盗ルビイに比べて若干地味だったくらいの認識でしたが…歌謡曲全般が地盤沈下していた時期ですし。ま、何と比べるかの問題ですね。
ブイブイ夜遊びしてる雰囲気が伝わりつつも、アイドルの枠からはみ出なかったのは、奇跡としか言いようがない。ただ惜しむらくは、このシングルがセールス的に惨敗だったことですね(笑)。今評価されるべきだと思います。ちなみに『艶姿ナミダ娘』の12インチレコードなんてのも存在します。これも最高。
サウンド的に近いリル・ルイス「フレンチ・キッス」とは同じ年、小泉さんのが少し早かった。
アンダーグラウンドな存在だったハウスミュージックを、ヒットチャート上位へと一般化。
世界とのタイムラグがほとんどなかったというのが凄いです。
実は以前からチョクチョク覗いてたんですが、コメントはお初ですね。
S62年生まれの青二才なんですが、"Fade out"大好きです。
アイドルソングに置けるハウスとかR&Bとか所謂ブラコン的なアプローチって、AKBにしてもモーニング娘にしても当たり前になっちゃってると思うんですケド、
それを遥か昔にキョンキョンがやってのけてた、ってのがカッコいいですよね。
打ち込みサウンドが大方出尽くした感のある今だから、とてもアリに感じます。