「セピアの夏のフォトグラフ」 吹石一恵 1997年

Wikipediaってこんなこと書いていいのか？

～「ジャイアンリサイタル」として有名である。～

むう。書くことなくなっちまった。でもやるんだよ。

吹石一恵のデビューシングルにして、おそらく最後の作品。Produced by 広瀬香美

①セピアの夏のフォトグラフ
作詞・作曲・編曲：広瀬香美
音程がとれない歌手なら他にもいる。リズム感の欠如したアイドルなど珍しくもない。声が悪いったって、まあ人にはいろんな好みがあるから。しかし、このトータルでの野蛮さ、歌声から滲み出る、隠しようもないふてぶてしさはどうだ。性別や次元を超えて剛田武の魂が宿ったとしか思えない。悪びれない。自信なさげな不安感など微塵もない。つまりは客観性がない。14歳の美少女にしか歌えない傲慢さが清々しいまでに表現されているのだ。広瀬香美によるイントロのコーラスの印象なんて、歌が始まったと同時に吹っ飛んでしまう。おそらく広瀬さんのデモテープは、普通の元気なJ-POPだったんだろうなあ。
じゃ、聴いてみる？「セピアの夏のフォトグラフ」

②セピアの夏のフォトグラフ～オーケストラ・ヴァージョン～
スローな管弦をバックにフッキーの凶器が炸裂！…ではなくインストだった。残念。

③①のカラオケ

④O-MA-KE
「お元気ですか？吹石一恵です！」と元気なあいさつから、ひとり語りが約1分。そこからブレイク・ビーツに乗せてフッキーの「I'm fine」とかの声のサンプルを散りばめた、なんだかよく分からない2分31秒のおまけトラック。

定価1020円、中古で200円。
ジャケは観音開きで、中央がさらに上に開くようになっている。もちろんフッキーの魅力満載のミニ写真集仕様。

どうでもいいけど、Amazonの価格がすごい。「新品6点￥ 6,959より 中古品2点￥ 38,800より」ってホゲ～♪