失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「オン・ザ・ユニヴァーシティ・ストリート」 21 1992年

2016-03-04 | タツローまりや
21 (TWENTY-ONE) are; 斎藤誠、村田和人、山根栄子、重実徹

初期には山根栄子の姉、山根麻衣も参加していたようだが、このシングルのクレジットは上記4名。

1stアルバム『Blue Coast Inn』(1990)
2ndアルバム『グリーティング』(1991)
2枚目にして最後のアルバムのあと、ひっそりリリースされた唯一の8㎝シングル。2曲ともアルバム未収録。

①ON THE UNIVERSITY STREET オン・ザ・ユニヴァーシティ・ストリート
作詞・作曲:竹内まりや、編曲:斎藤誠
オリジナルは竹内まりやの2ndアルバム『UNIVERSITY STREET』(1979)の一曲目。リアルJDだったまりやさんがキャンパスライフを歌った作品。
1番はすべて山根栄子が歌う。2番のAメロを斎藤誠、3番を村田和人が歌っているが、サビはすべて山根さんがリードで斎藤、村田がハモり。まりやさんに比べれば軽くクリアな歌声の山根さん、ちょっとサラッとしすぎ。グループとして山根さんをメインに押し出しいこうとしたシングルなのかな。それにしてはあまり売ったろうという迫力が感じられず、趣味性の高いカヴァーに思える。セカンドアルバムには「NO NO BOY」「MOON LIGHT SURFER」「幸せにさよなら」などのカヴァーが収録されていたから、その流れなのだろう。

②I LOVE TOKYO
作詞・作曲:つのだひろ、編曲:斎藤誠
オリジナルはJAP'S GAP'S、1980年。ジャップス・ギャップスはつのだ☆ひろのバンド。1番は斎藤誠がリード、山根さんはハーモニー。2番は村田和人メイン。アレンジが軽快なのもあるけど、つのだひろの重量感と比べると、必要以上に軽やかに聴こえる。こちらも渋めの選曲。

定価930円、中古で100円。
ゼリービーンズと思われるピンボケ写真。2枚のアルバムも、やる気が感じられないデザイン。


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