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30周年の前半の締め。4.30日比谷野音でムーンライダーズを見た。
思えば野音に足を踏み入れるのは、10年ぶり、つまりライダーズの20周年ライブを見て以来。そして、ライダーズのライブ行き始めてもう20年になるんだなあ、と架空楽団の演奏を聴きながら想いを馳せる。
架空楽団による「くれない埠頭」の演奏中、ムーンライダーズ登場!なんとそのまま入れ替わって曲を引き継ぐ、という離れ業をやってのけた。慶一さんの声が、まだ明るい野音に響いた瞬間のどよめき、気持ちよかったなあ。最後のリフレインでメンバーひとりずつ退場、そして慶一さんが最初のゲスト、みうらじゅんを呼びこむ。
…こんなペースで書いてたらえらいことになりそうなので以下略。
ゲストそれぞれがゆかりの曲や好きな曲を、ライダーズをバックに、あるいはソロで歌っていく。ゲストの数が尋常ではないので、かなりめまぐるしい感じだったが、そこはお祭りってことで。
HPからコピぺ。
青山陽一/あがた森魚/遠藤賢司/曽我部恵一/高橋幸宏/直枝政広(カーネーション)/野宮真貴/原田知世/PANTA/ポカスカジャン/みうらじゅん
あと、サエキけんぞう、大田譲、レイ・オブ・ライト(女性コーラス)が抜けてるか。
青山さんの「森へ帰ろう」も、直枝さんといえばお約束の「ボクハナク」(ベースは大田さん!)もよかったし、野宮さんの「MY NAME IS JACK」、知世ちゃんの「空から降ってきた卵色のバカンス」は華やかで楽しかった。
慶一さん&エンケンの「塀の上で」はジーンときた。そのあと、エンケンだけ残って自分の曲(「ビートルズをぶっとばせ」)をブチかます暴れん坊っぷり。始まったときは「一応気を遣って短めの曲なんだ」と思ったら、間奏のギター弾きまくりで客席に乱入!この、ある意味場所をわきまえない傍若無人さが、常に「対決」の姿勢を崩さない純音楽魂なのだ。
ベスト・オブ・ゲストパフォーマンスは、あがたさんの「大寒町」だったな。歌の説得力が抜群だし、これほどライダーズとのつながりが深いアーティストはいないわけだから貫禄勝ち。今まで何度も聴いた名曲だけど、あの夜のは「大寒町」史上に残る名演だったと断言。
本編ラストの「ドント・トラスト・オーバー30(, 40, 50 & 60!?)」はオリジナルよりも、「MOONBOSSA」収録の直枝さんによるカヴァーに近いレイドバック・ヴァージョン。ああ、終わっちゃう…1ヶ月で4回も見たし満足なんだけど、やはり寂しいもので。
そうだ、8cm。ライダーズの8cm全7枚の最後になった「HAPPY/BLUE '95」。8cmシングルとしては4枚目、アルバム「ムーンライダーズの夜」からの先行シングルだ。
①HAPPY/BLUE '95 ブルー分のハッピー(シングル・ヴァージョン)
作詞:鈴木慶一・白井良明、作・編曲:白井良明、ストリングス・アレンジ:武川雅寛
リリース当時はそれほどピンとこなかったのに、今聴くといいな、コレ。野音の本編では演奏されなかったが、開演前に架空楽団がこの曲やってた。「かがやく若さが じゃまでしかたない」なんて当時の慶一さんでも既に苦い感じ、今歌ったらまた別の味わいが出そう。ぼんやり聴くとストリングスやコーラスが力強い曲だが、詞は相当に情けない。ちなみにアルバム・ヴァージョンは間奏が1分近く長い。
②ぼくはタンポポを愛す
作詞:鈴木博文、作曲:岡田徹
アルバム未収録曲。後にファンハウス時代の編集盤「短くも美しく燃え~ムーンライダーズ・ベスト1999-1996」に収録された。博文・岡田の最強ソングライター・チームの作品(野音では「週末の恋人」が聴けて嬉しかった…)。
滅多に聴かないトラックだが、これ、いいです。①と同じく、リードは慶一さん。そして分厚いコーラスが、これぞライダーズといった迫力だ。最初のコーラスに続いて現われるメロディは岡田さんというより博文さんぽい雰囲気で、博文さんが歌っている声が容易に想像がつく。それにしても、この詞、最高だな。
定価930円、定価で購入。
正直、4000円は高いな、と思いつつ、ご祝儀気分で30周年記念本を購入。「FLOWERS FOR MOONRIDERS」と題された、各界の著名人たちからのお祝いコメントが興味深かった。おおっ、大瀧さんまで!
30周年後半も楽しみにしてようっと。
ムーンライダーズ全8cmシングル
1.ダイナマイトとクールガイ
2.海の家
3.冷えたビールがないなんて
4.HAPPY/BLUE '95
5.ニットキャップマン
6.恋人が眠ったあとに唄う歌
7.Sweet Bitter Candy-秋~冬-
思えば野音に足を踏み入れるのは、10年ぶり、つまりライダーズの20周年ライブを見て以来。そして、ライダーズのライブ行き始めてもう20年になるんだなあ、と架空楽団の演奏を聴きながら想いを馳せる。
架空楽団による「くれない埠頭」の演奏中、ムーンライダーズ登場!なんとそのまま入れ替わって曲を引き継ぐ、という離れ業をやってのけた。慶一さんの声が、まだ明るい野音に響いた瞬間のどよめき、気持ちよかったなあ。最後のリフレインでメンバーひとりずつ退場、そして慶一さんが最初のゲスト、みうらじゅんを呼びこむ。
…こんなペースで書いてたらえらいことになりそうなので以下略。
ゲストそれぞれがゆかりの曲や好きな曲を、ライダーズをバックに、あるいはソロで歌っていく。ゲストの数が尋常ではないので、かなりめまぐるしい感じだったが、そこはお祭りってことで。
HPからコピぺ。
青山陽一/あがた森魚/遠藤賢司/曽我部恵一/高橋幸宏/直枝政広(カーネーション)/野宮真貴/原田知世/PANTA/ポカスカジャン/みうらじゅん
あと、サエキけんぞう、大田譲、レイ・オブ・ライト(女性コーラス)が抜けてるか。
青山さんの「森へ帰ろう」も、直枝さんといえばお約束の「ボクハナク」(ベースは大田さん!)もよかったし、野宮さんの「MY NAME IS JACK」、知世ちゃんの「空から降ってきた卵色のバカンス」は華やかで楽しかった。
慶一さん&エンケンの「塀の上で」はジーンときた。そのあと、エンケンだけ残って自分の曲(「ビートルズをぶっとばせ」)をブチかます暴れん坊っぷり。始まったときは「一応気を遣って短めの曲なんだ」と思ったら、間奏のギター弾きまくりで客席に乱入!この、ある意味場所をわきまえない傍若無人さが、常に「対決」の姿勢を崩さない純音楽魂なのだ。
ベスト・オブ・ゲストパフォーマンスは、あがたさんの「大寒町」だったな。歌の説得力が抜群だし、これほどライダーズとのつながりが深いアーティストはいないわけだから貫禄勝ち。今まで何度も聴いた名曲だけど、あの夜のは「大寒町」史上に残る名演だったと断言。
本編ラストの「ドント・トラスト・オーバー30(, 40, 50 & 60!?)」はオリジナルよりも、「MOONBOSSA」収録の直枝さんによるカヴァーに近いレイドバック・ヴァージョン。ああ、終わっちゃう…1ヶ月で4回も見たし満足なんだけど、やはり寂しいもので。
そうだ、8cm。ライダーズの8cm全7枚の最後になった「HAPPY/BLUE '95」。8cmシングルとしては4枚目、アルバム「ムーンライダーズの夜」からの先行シングルだ。
①HAPPY/BLUE '95 ブルー分のハッピー(シングル・ヴァージョン)
作詞:鈴木慶一・白井良明、作・編曲:白井良明、ストリングス・アレンジ:武川雅寛
リリース当時はそれほどピンとこなかったのに、今聴くといいな、コレ。野音の本編では演奏されなかったが、開演前に架空楽団がこの曲やってた。「かがやく若さが じゃまでしかたない」なんて当時の慶一さんでも既に苦い感じ、今歌ったらまた別の味わいが出そう。ぼんやり聴くとストリングスやコーラスが力強い曲だが、詞は相当に情けない。ちなみにアルバム・ヴァージョンは間奏が1分近く長い。
②ぼくはタンポポを愛す
作詞:鈴木博文、作曲:岡田徹
アルバム未収録曲。後にファンハウス時代の編集盤「短くも美しく燃え~ムーンライダーズ・ベスト1999-1996」に収録された。博文・岡田の最強ソングライター・チームの作品(野音では「週末の恋人」が聴けて嬉しかった…)。
滅多に聴かないトラックだが、これ、いいです。①と同じく、リードは慶一さん。そして分厚いコーラスが、これぞライダーズといった迫力だ。最初のコーラスに続いて現われるメロディは岡田さんというより博文さんぽい雰囲気で、博文さんが歌っている声が容易に想像がつく。それにしても、この詞、最高だな。
定価930円、定価で購入。
正直、4000円は高いな、と思いつつ、ご祝儀気分で30周年記念本を購入。「FLOWERS FOR MOONRIDERS」と題された、各界の著名人たちからのお祝いコメントが興味深かった。おおっ、大瀧さんまで!
30周年後半も楽しみにしてようっと。
ムーンライダーズ全8cmシングル
1.ダイナマイトとクールガイ
2.海の家
3.冷えたビールがないなんて
4.HAPPY/BLUE '95
5.ニットキャップマン
6.恋人が眠ったあとに唄う歌
7.Sweet Bitter Candy-秋~冬-
そしてライダーズの8cmも最後かあ、寂しいなあ。でも、きっと語りきれていないでしょうから、ぜひもう一周してください(笑)!「ぼくはタンポポを愛す」は名曲ですよね…。この詞を聴くと私はちょっとヤバイ状態になってしまいます…。
ゲストが登場するたびにグッときていた僕ですが、あがた森魚がメンバーそれぞれに語りかけるシーンはもう涙モノ。「大寒町」史上に残る名演、異論ナシです。
ふふふ、フルですよ、フル。moonlightdriveさんが参戦しなかった2週目は(当然、もうご存知とは思いますが)武川さんソロで「月夜のドライブ」やってましたね。
ご指摘のとおり(うわっ!笑)、3日もライブに行ってたのですが、多分予想されたのとは違うと思います。次の記事にする予定。
●石ばしさん
知世ちゃん、よかったですね(双眼鏡持って行ってよかった!)。曲が始まっても、客席の反応がイマイチだったのがマニア心をくすぐられました。そういう私もサビにいくまでなんだっけコレ?状態でしたが(笑)。
あがたさんのシアトリカルな語りが本当にはまっていましたね!
「ドント・トラスト・オーバー30(, 40, 50 & 60!?)」は感動的でした~。
え? 双眼鏡持って行ったんですか? 私、どうしようかと思ってやめた口です。持ってけば良かったなぁ。
遅ればせながら、私もTB させていただきますね。
バレエなんかで、あまりオペラグラスに頼っていると全体が分からなくなったりするので、難しいですが。あとサッカーは絶対ダメ。全く試合が分からなくなります!(笑)