今日は午前9時30分から、公民館で詩人会がある。
市の文芸誌に投稿した詩を書く人たちの有志が集まる。
メンバーは11人、2人欠席で9人。
たぶん、皆さん、私よりも少し年上の人たちだと思う。
個性的な人が多く楽しい。
自分の詩に曲をつけて歌ったり、
随筆を書きましたと、最後に読んでもらったり。
原則としては、自分の詩を15部持ってきて配り、
朗読し自分で説明の後、意見を言い合う。
俳句とはまた、一味違う面白さだ。
■ひとりぽっちの雄鶏■ななご
暑すぎる夏の日が続き三歳年上の雌鶏が死んだ
雄鶏はひとりぽっちになった
雌鶏が死んでも歯をみがくように声だけはみがいて
コオコオココヨオオオと鳴いた
現実は頼りなく奇妙で
暑い暑い夏が過ぎると気持ち良い月が上った
明るさを羽に感じて夜鳴きしたこともあったけ
お隣のイルミネーションに眠れない夜を眠った
そうして一年前に見たのも忘れていた
めったに見たことが無い白いものがちらちら積もった
クチバシでつつくとヒヤッとして得体がしれず怖い
冷えるので部屋のケージに入れてもらった
それでも晴れると少しずつ白いものが溶けて
福寿草が一輪太陽に手を伸ばして黄色を濃くしている
庭に掘った穴に座りうとうとして空をながめていると
額のトサカが太陽でムズムズしてくる
市の文芸誌に投稿した詩を書く人たちの有志が集まる。
メンバーは11人、2人欠席で9人。
たぶん、皆さん、私よりも少し年上の人たちだと思う。
個性的な人が多く楽しい。
自分の詩に曲をつけて歌ったり、
随筆を書きましたと、最後に読んでもらったり。
原則としては、自分の詩を15部持ってきて配り、
朗読し自分で説明の後、意見を言い合う。
俳句とはまた、一味違う面白さだ。
■ひとりぽっちの雄鶏■ななご
暑すぎる夏の日が続き三歳年上の雌鶏が死んだ
雄鶏はひとりぽっちになった
雌鶏が死んでも歯をみがくように声だけはみがいて
コオコオココヨオオオと鳴いた
現実は頼りなく奇妙で
暑い暑い夏が過ぎると気持ち良い月が上った
明るさを羽に感じて夜鳴きしたこともあったけ
お隣のイルミネーションに眠れない夜を眠った
そうして一年前に見たのも忘れていた
めったに見たことが無い白いものがちらちら積もった
クチバシでつつくとヒヤッとして得体がしれず怖い
冷えるので部屋のケージに入れてもらった
それでも晴れると少しずつ白いものが溶けて
福寿草が一輪太陽に手を伸ばして黄色を濃くしている
庭に掘った穴に座りうとうとして空をながめていると
額のトサカが太陽でムズムズしてくる