漫画と音楽の日々

大好きな漫画と音楽について自由に書いていきたいと思います。

ああ、懐かしの少女漫画

2012-02-29 09:18:13 | マンガ

アマゾンで偶然面白い本を見つけました。
姫野カオルコさん作の「ああ、懐かしの少女漫画」
この方の名前は初めて知りましたが年代的にほぼ私と同年代のようです。
姫野さんが子供の頃に読んだ漫画は私が初めて漫画に嵌った漫画家さんがオンパレードで出てきます。

読んでると、牧美也子さんから赤松セツ子さん、楳図かずお、はまえりこ、一条ゆかり、松井由美子、浜慎二、巴里夫、忠津陽子、わたなべまさこ、平田真樹子、大和和紀、矢代まさこ、松尾美保子、西谷祥子、木原としえ、大島弓子、山岸涼子、などなど。。。。
私の青春の全てをささげた漫画家さんと言っても過言ではないほどです(笑)
でも、付け加えるなら水野英子先生が入ってないなとちょっと不満ですが(苦笑)

赤松セツ子さんの漫画は貸本時代によく読みました。
姫野さんも書かれているように主人公の少女が足が不自由とか目が見えないとかそういうのが多かったような気がします。
昭和30年代後半から40年代前半の頃の週間フレンドで何作品か描かれてました。
私が記憶してるのは「薔薇姉妹」、「乙女の祈り」です。
タイトルからしてずいぶんベタですよね(笑)
でも、当時は結構夢中になって読んでた記憶があります。
「乙女の祈り」は内容は覚えてるのですがタイトルがすっかり忘れてたのを姫野さんのこの本でわかりました。
桜町家の4人姉弟。
次女のるみちゃんは確か車にはねられたのが元で目が見えなくなると記憶しています。
でも、目の見える間にママに会っておきたいと一人で出て行きますが途中で倒れて親切な夫人に助けられます。
そこまでは読んだのですがそこから先、記憶の糸がぷっつりと途切れてるんですよ。
だから最終回がどうなったのか凄く気になります。

怖い漫画を描く漫画家さんではまえりこが出てきますが私もその昔、なかよしでよく読みました。
女の人の頭の後ろに口があって人を食べてしまう話とか、怖い壷の話では人から人へと渡っていく壷の話です。
その壷を手に入れた人は何十年も若返ってしまうという話。
これを読んだことのある人っているでしょうか?
たぶん、ほとんどいないでしょうね。
最後は老夫婦が壷を手に入れます。
お婆さんが壷を覗いていたら壷から手が出てきておばあさんはビックリして腰を抜かしてしまいます。
そこで終わっててまだ続きがあったようですがその続きは読んでないんですよ。
はまえりこさんの漫画におでんの屋台をしてるお母さんが出てきますが私は「おでん」の屋台って全国共通かと思ってましたがそうじゃなかったんですね。
私が子供の頃、私の住んでるところではいつも屋台でおでんじゃなくてこちらのほうでは「関東炊き」と言ってました。を売りに来るおじさんがいました。
いつも笛をピーっと鳴らして人を集めるのでみんなピーのおっちゃんと呼んでましたね。
このおっちゃんの関東炊きがすっごい美味しくて特に上にかけるおつゆが生姜醤油で甘口と辛口があったんですよ。
よくお鉢をもって買いに行きました。
因みにこのおっちゃん、夏はわらびもちを売ってました。
まだ、高度成長期の時代、こういうのが子供たちの楽しみだったんですね。

って、話がちょっとそれましたが私は小3の時から雑誌は「りぼん」を毎月買ってました。
昔は書店の人が毎月発売日になると玄関へぽんと置いていってくれて月末に母が纏めて払ってたみたいですね。
しかし、今考えると玄関の戸が簡単に開いて本を置いていけるって。。。ちょっと無用心な気がしますがそれだけのんびりした時代だったんでしょうね。
私は「りぼん」を読みながらも「なかよし」もそれなりに読んでました。
どうして読むことができたのか今でも謎ですが友達に借りてたのかどうかわかりません。

私が小学校に入ったぐらいから中学にかけて貸し本屋が凄く流行ってて近所の貸本屋に足しげく通いました。
その頃によく読んだのが巴里夫、楳図かずお、森由岐子、佐川節子、泉久子、関口みずき、丘けいこ、木内千鶴子、田中美智子、赤松セツ子、むれあきこ、他に誰がいたでしょうかね?
あ、大石まどかとかも読みましたね。
怖い漫画では池川伸治、杉戸光史、などなど。
たぶん他にももっと読んでると思いますが作者が思い出せません(苦笑)

週間フレンドで私が好きだったのは東浦美津夫と言う漫画家さんもいましたね。
怖かったのは「石の顔」というホラー漫画。
「こんにちは、お嬢さん」と言う作品は最近ヤフオクで入手しました。
そもそも、この人の漫画を読んだのは「ふりそで剣士」と言う時代物。
いってみれば「リボンの騎士」の日本バージョンと言えばいいかもしれません。、
それも時代は戦国時代で一国のお姫様である雪姫が男装をして活躍すると言うちょっと宝塚みたなストーリーです。
その後、「マリアの剣士」と言う作品もありました。
あ、「石の顔」、「こんにちは、お嬢さん」はマーガレットだったようです。
それから、「霧の中のピリカ」と言うアイヌの少女が病気のお母さんを助ける為に滝の中に入って行き妖精になってしまうという話。
どの本で読んだのかずっと思い出せなかったのですが「なかよし」だったようです。
まだまだ、語りつくせませんがひとまずこれを投稿しておきます。



最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こちらにもお邪魔致します。^^ (グーグー)
2015-02-25 21:28:19
こんばんは。

こちらの投稿も読ませていただいて、もう、唸ってしまいました。(笑)

東浦美津夫、佐川節子、泉久子、関口みずき、田中美智子・・・・。今ではほとんど知っている人もいないのではないか、と思われる方々のお名前がずらりと並んでいて、嬉しくてたまりません。^^

東浦さんの「ふりそで剣士」「石の顔」は憶えていますよ。特に「石の顔」は怖かったですねぇ。願いを掛けると叶った後で、掛けた人は死んでしまうという・・・、子供にとってはかなり怖い漫画だったと思います。掲載誌はマーガレットではなく少女フレンドではなかったですか?

東浦さんには天草四郎が出てくる作品もあったと思いますが、題名は忘れてしまいました。これが「マリアの剣士」?

貸本系では、関口さんの学園シリーズが大好きでした。もう題名は「星空の学園」ぐらいしか憶えていませんが、とても絵の上手い方だったと思います。同じく貸本系では、矢代まさこさんの「ようこシリーズ」も強く印象に残っています。「謡子のばか」「ころころコロッケ」等々。^^

佐川節子さんや泉久子さん、田中美智子さんらは、別冊マーガレットで短編を発表されていましたね。皆さん絵はとても上手かったと思うのですが、ちょっと地味めだったためか、メインにはなりきれなかった方々で、ちょっと残念でしたね。

それにしても、ななみさんの抜群の記憶力は脱帽ものです。

またお邪魔させてください。^^


返信する
ぐーぐーさんへ (ななみ)
2015-02-28 23:41:50
「石の顔」はフレンドでしたか。
東浦さんの作品で天草四郎が出てくる漫画はたぶん「マリアの剣士」ですね。
主人公の名前は確か、美奈。
キリシタンでしたよね。

関口みずきさんは子供の頃、大好きな漫画家さんで貸本時代、巴里夫さんと関口さんの漫画はほとんど読んでたんじゃないでしょうか?(笑)

関口さんの線の綺麗な絵が好きだったけど貸本でしか読んだことないですね。

佐川節子さん、泉久子さんの漫画も貸本でよく読みましたが別マでも時々読みきりを掲載されてましたね。

田中美智子さんはりぼんで時々連載を描かれてました。

ところでグーグーさんは赤松セツ子さんをご存知ですか?
やはり貸本でよく読んだ漫画家さんですがだいぶ昔ですが少女フレンド、なかよしなどで連載を描かれてました。
私が今でも印象に残ってるのは「しあわせの星」です。
フランス人のママと日本人のパパとの間に生まれたアンヌちゃんという可愛い女の子が主人公でした。

私が子供の頃の少女漫画って主人公の部屋の少女の部屋に憧れましたね。
当時、自分1人のの部屋があるって凄く贅沢でした。
返信する
Unknown (セシリア)
2015-03-05 22:34:10
こんばんは
はまえりこさん壺のマンガタイトルは「さそいのつぼ」です。
なかよしs40/9-10月号に掲載。

赤松さん「しあわせの星」s36/2-39/10月号で終了。
本誌と付録の長期連載で当時人気があったのでしょうね。最終回の付録ならあります。
「乙女の祈り」なかよしs41/6で終わり、ハッピーエンドです。
ご主人の牧かずまさんと赤松さんは絵柄がよく似ていますよね。

田中美智子さん「りぼん」に「母はただひとり」「美知子」美知子シリーズの読み切りなどがありましたね。

東浦さん「マリアの剣士」少女フレンドs39/43-54号迄、天草四郎が出ています。
主人公は仰る通り、美奈です。あとクララと言う少女も出てきます。

その少し後に少女フレンド連載された「東京シンデレラ、おはようエルザ、おおキャロル、はしれフレンド・・」などが好きでした。
返信する
セシリアさんへ (ななみ)
2015-03-06 08:23:11
はまえりこさんの壷の漫画。、「さそいのつぼ」ですか。
流石、セシリアさん!

「しあわせの星」は行きつけのさんぱつ屋さんに置かれていてよくさんぱつに行った時に夢中になって読んでました。
赤松さんの漫画は貸本ででもよく読んでました。
でも、数年前に亡くなられたそうでうね。

ところで、セシリアさんは昔、マーガレットで昭和40年頃に連載された池川伸治さんの吸血少女の話、知ってますか?
私は池川さんの漫画もよく貸本で読んでましたがマーガレットでの掲載はそれっきりで。
たぶん、池川さんの漫画は怖すぎて当時の少女漫画の風潮にあわなかったのでしょうね。
私は好きでしたが(苦笑)

あの頃は男性漫画家さんがよく少女漫画を描かれてました。
赤塚不二夫さん、石森章太郎さん、つのだじろうさん。
川崎のぼるさん。などなど。
私が記憶に残ってるのはりぼんのカラーシリーズと言う別冊付録のような本でつのだじろうさんの「野菊さく丘」、川崎のぼるさんの「おおひばりたからに」、「黒い天使」などです。

返信する
タイトル名 (セシリア)
2015-03-07 01:38:22
マーガレット連載の池川さん作品「わたしを見ないで!」です。s40/50号-s41/2号連載です、同時期「こんにちはお嬢さん」も掲載されています。

マーガレットは「白いトロイカ」最終回号を当時、近所の人に貰ったのを機に、次号「死をよぶピエロ」江原伸さん掲載35号を初めて買って貰ったものの、その後あまり購入せず。
古賀さんが「白へび館、白へびの恐怖」など怖い漫画を執筆される回数が増え、ライバル誌「少女フレンド」楳図さんに対抗してましたね。

「りぼん、学年誌、少女フレンド」がs40年は愛読誌。
ななみさんのご記憶中、りぼんカラーシリーズ「おおひばりたからかに、野菊さく丘、黒い天使」私も覚えています。
「野菊さく丘」でパンの耳を揚げ、砂糖を振りかけて食べるのを覚え。
巴さんの「さよなら三角」のカラーシリーズ、あの物語の挿入歌歌詞はインパクトがありました。さよなら三角、またきて四角・・・

赤塚さん「りぼん」では「キビママちゃん」等の連載が好きです。
つのださん「ルミちゃん教室」皆さん可愛い絵柄でした。

子供の頃、松本さんの動物漫画が私は大好きでした。
返信する
セシリアさんへ (ななみ)
2015-03-16 20:30:15
そうそう、池川さんのホラー漫画「わたしを見ないで」でしたね。
顔が凄く怖かったです。

古賀新一さんの「白へび館」も読みましたよ。
でも、私は楳図さんの「根目の少女」とか「黒い猫面」とか、「ミイラ先生」などのほうが怖くて面白かったですね(苦笑)

水野英子先生の「白いトロイカ」はまるで宝塚の舞台になりそうな作品でした。
水野先生の作品は「素敵なコーラ」から始まってほとんどの作品は読んでます。
「にれ屋敷」も好きでした。
トーンとかもない時代に水野先生の絵柄は凄く線が綺麗で憧れました。

さよなら三角、またきて四角、四角は豆腐?でしたっけ?
あの頃の漫画は夢があって良かったですね。

赤塚先生の「キビママちゃん」は私も好きでした。
りびんカラーシリーズの「九平とねえちゃん」も泣けました。
水野作品では「奇跡の人」も良かったですね。
返信する
ななみさん (セシリア)
2015-03-17 23:19:06
「久平とねえちゃん」今日読みました。
原爆症で亡くなる作品でしたか、当時読む機会がなく未読でした。
あの頃、記憶に残ったカラーシリーズに「アンネの日記」「踊ろうユリ」「緑の館」
「ヨーイドン」「伊豆の踊子」等もあります。
「もちろん「奇跡の人」もです。

「なかよし」にも「りぼん」同様に付録本が付いていましたね。
「涙は海にながれる」「あらしが丘」この二冊も好きです。

楳図さんのマンガも付録に付いた時期もありましたね。
「少フレ」での連載「ミイラ先生」が不気味な絵柄で、気味が悪かった。
返信する
セシリアさんへ (ななみ)
2015-06-03 21:38:17
ごめんなさい、ずいぶん長いこと放置してました(汗)
ちょっとここ3ヶ月ぐらいいろいろあったもので。

カラーシリーズはりぼんを読んでた時期はずっと読んでたと思います。
「アンネの日記」、「踊ろうユリ」、「奇跡の人」は今でも心に残ってる作品ですね。
「アンネの日記」hsテレビの洋画劇場でもミリー・パーキンスだったかな?の「アンネの日記」を見ました。
確か、私が子供の頃に「奇跡の人」も映画になったような記憶があります。
実際に見たわけではないですが母の買ってた月刊平凡の映画のコーナーに載ってたのをおぼろげに覚えてるんですよ。
ヘレンを演じたのはパティー・デュークでしかた?

当時の作品は今思うと子供が読むにはちょっと難しい作品だったんじゃないかと思いますけどね。
でも、好きでしたが。
返信する

コメントを投稿