葉っぱのミカタ4

100均だって!素人だって!
葉っぱと仲良くお喋りすれば
観葉植物は育ちます♪

心構え(ムチ編)

2007-02-03 23:02:36 | 業務日誌

これから、観葉植物を買ってみようかな、と思っている
妖怪「草木枯らし」のお仲間さんへ。

まず、植物は「生命体」だということを認識してください。

そんなの判ってる!
「生命体」だから枯れるんじゃないか~。

と思うでしょう。私は思ってました!(・・・自慢か?いや自戒だ多分)

しかし「判る」と「認識」するのは、微妙に違うという事を
私は売り場で学びました。

実は

「生命体」だから枯れないのです。


妖怪「草木枯らし」としては、不思議ですか?

けれど、植物の持つ「生きる力」
これは、尊敬に値する、大いなる自然の理です。

それを人間がゆがめ、枯れていく方向へと導いている。

植物のあるがままに、その生命の望むままに育てていけば
決して枯れる運命を辿る事なく、健やかに成長します。

そのことを信じて、ともに生活を始めてください。


□□□


まず、植物の世話をするということ

それは、心構えの点で言えば
犬や猫を初めとするペット、果ては自分の赤ちゃんを育てる事と
大差ありません。

上記の生き物に比べて手間が掛からない、というだけで
基本の姿勢は「生命体」です。

インテリア性だけを求めて観葉植物を買うのなら
造花を買った方が確実です。そりゃもうオススメです。

最近の技術は、本物と見分けがつかないくらいですから。

(現に私は売り場で鉢植えの造花に水をやった事がある!
・・・いやあ、どこまで植物に疎いのか、という見本ですが;)


□□□


私たちが住まうように、土をならし

私たちが空腹を満たすように、水を与え

私たちがエアコンを使うように、温度に気を配り

私たちが外へ出かけるように、風通しを良くする。


たったこれだけの事なんです。


これだけの事が、
相手が、物を言わない、吼えない、泣かない「植物」というだけで
忘れがちな、疎かになりがちな、基本の心構えです。

植物はただそこに存在するだけです。

喉が渇いたと主張する事もできず、寒い・暑いと訴える事もできず
ただ私たちの生活に合わせて存在するだけです。

お店から買ってきて、自分の部屋に招きいれた時点で
それを強制するのは私たちです。

それを失念して、「枯れたー!」と嘆くのは、確かに
筋違いというものかも知れません。


今まで傍若無人に振舞ってすまなかった植物たちよ!!


よし!反省完了!!


という事で、ひとまず心構え(飴とムチ、のムチ編)を終わります。


はじめましたv

2007-02-03 20:43:25 | ごあいさつ

さてさて。

では、妖怪「草木枯らし」の異名を過去にした(はず)の
私の遍歴を打ち明けましょう。


(そんな大したものではないのですがこれがないと
サイト運営の意義がないような気がするので)


□□□


関西の、とあるスーパーの店事務所で、のらりくらりと
働いていた(ようなフリをしていた)私に辞令がきました。


「売り場へ移動」


という辞令が。


何を隠そう、店事務所にいながらデスクワークが苦手、という
給料ドロボー以外の何者でもない性質を誇っていた私は


「よっしゃああ!!」


と、この辞令に飛びつきましたとも。
そしてバラ色の日々を満喫しに、売り場へと飛び出しましたとも。

売り場は、今人気の「ファンシー雑貨風100円ショップ」です。

楽しいの楽しくないのって、楽しすぎて眩暈がしそう!

な毎日を送っていたのですが、しかし光あるところには影あり!!


その売り場では、観葉植物を、これでもか!といわんばかりに
販売しているじゃ~ないですか。

いや、その販売の事実自体は最初から知ってはいたんですが
見て見ぬフリをしていたといいますか・・・
売り場配属フィーバーの輝きに、目が眩んでいたといいますか・・・


ともかく、フィーバーが(個人的に)去って、冷静になってみると
観葉植物という、我が人生最大の難関がそびえたっていたのです。


なにせ、妖怪「草木枯らし」ですから。


私生活だろうが職場だろうが、枯れるものは枯れる!


片っ端から枯れる!!


心を込めて世話をしようが、仕事そっちのけで世話をしようが(オイ)
売れ残っていく不運な子たちは、続々枯れる!!!


なんなんだ!


そんなに枯れたきゃ、心ゆくまで枯れるがいいさ!!


とか言ってる場合では勿論なく。


売り場で「庭師」として配属されている以上、当人はもう必死です。


こうして、死に物狂いで悪戦苦闘の日々が始まりました。

園芸の本を読み漁り、園芸のTV番組を見まくり、
職場の行き帰りには町の花屋さんにふらりと立ち寄り、
休みの日には植物園をぐるりとうろつき・・・

しかし悲しいかな、こうまでしても枯れる子は枯れる。

・・・この辺で悟りました。


どうしたって、枯れる奴は枯れる!


この開き直りが、肝っ玉を頑強にしたと言ってもいい。
もう植物と真っ向勝負である事に、何の恐怖心もありません。


憐れな子羊たちよ!
このふがいない庭師(私)がいる売り場に来た運命を
見事乗り越えて生き延びるがいい!


という態度が植物にも伝わったのか、ある時期から突然、
植物が自力で生存能力を高めるようになりました。


美しく言うなら

習うより慣れろ。

これです!!

そりゃー慣れまっせ。
毎日毎日、朝から晩まで植物に振り回され
毎週毎週、次々と植物は入荷してきまんがな。


門前の小僧だって習わぬ経を読めるんですよ!
売り場の庭師が、習わぬ園芸をやれないはずがない。

小僧は門前だが、庭師はど真ん中だ!



こうして、「慣れ」で、全てを克服してきた
妖怪「草木枯らし」の、経験だけで全てを語ろうとする
すちゃらかなサイトです。

しかし「草木枯らし」が、生で感じた事を包み隠さず語ります。

初心者一歩手前にいるアナタが「草木枯らし」なら
犯している過ちのポイントが同じはず!!

さあ、恐れず、まずはアナタも「慣れ」の果て(笑)
を目指しましょう。


はじめましてv

2007-02-03 20:05:09 | ごあいさつ

サイトの管理人は、七咲と申します。
これから細々と地味に活動していきますので、どうぞよしなに。

□□□



さてさて、何ゆえここが「へなちょこ園芸サイト」と
銘打っているかといいますと。

実は、私が世話した植物は

片っ端から枯れていく!!

という、摩訶不思議な運命をたどるからです。

いや。
摩訶不思議でもなんでもありません。
単に、植物の世話ができていないんです。ただそれだけ。

しかし植物にとっては、「ただそれだけ」で済まされては
たまったものじゃないでしょう。

育てないで!お願いだから!

と懇願されているに違いない。

そう思いながら、好きなのでつい買って育ててしまう!
(罪深い私をお許しを)

そして次々枯れさせていく。
(罪深い私をお許しを)

これではもう
「その者が通った後の道には、草木一本生えないという・・・」
みたいな妖怪話になってしまう!

妖怪「草木枯らし」として活躍している場合ではないというのに!

という苦悩を抱えてる人って、案外多いんだ~、と
最近になって気づいてしまいました。
(同胞を得て自分の行為をのんきに正当化している場合ではないのですが)

そういう人たちの共通の免罪符は

「なんでか枯らしてしまうんよ」

でした。

そう!園芸初心者以前の問題です。
枯れる原因がサッパリ分からない!
分かるのは自分が妖怪「草木枯らし」だということだけ。

悲しいかな、妖怪「草木枯らし」は、それでも植物が好きなのです。
好きな草木と触れ合いたいのに、触れ合うと枯らしてしまう。
日本昔話にはつきものの因果の性が現代でも息づいている!

涙を誘う話じゃありませんか。

・・・ありませんね。

つまり。

立ち上がれ、妖怪「草木枯らし」!!
集え、妖怪「草木枯らし」!!

という趣旨のサイトです。

(前置き長いわ!)

園芸初心者さんや、中級者、上級者の皆様の目には
どうか触れませんように。
「ハッ」と鼻で笑われそうなサイトですからな・・・。



私は、妖怪「草木枯らし」だった過去を持つ「初心者」です。
今、私は、大好きな草木に囲まれて幸せです。

それでも妖怪「草木枯らし」だった過去は拭えません。

多くの草木を枯らしてきたことを、彼らに許してもらえる日が
来ることを願って、このサイトを立ち上げました。

好きなら、諦めないでください。

妖怪と植物が一緒に暮らせる日はきます。
きっと。


(^_^)v