これから、観葉植物を買ってみようかな、と思っている
妖怪「草木枯らし」のお仲間さんへ。
まず、植物は「生命体」だということを認識してください。
そんなの判ってる!
「生命体」だから枯れるんじゃないか~。
と思うでしょう。私は思ってました!(・・・自慢か?いや自戒だ多分)
しかし「判る」と「認識」するのは、微妙に違うという事を
私は売り場で学びました。
実は
「生命体」だから枯れないのです。
妖怪「草木枯らし」としては、不思議ですか?
けれど、植物の持つ「生きる力」
これは、尊敬に値する、大いなる自然の理です。
それを人間がゆがめ、枯れていく方向へと導いている。
植物のあるがままに、その生命の望むままに育てていけば
決して枯れる運命を辿る事なく、健やかに成長します。
そのことを信じて、ともに生活を始めてください。
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まず、植物の世話をするということ
それは、心構えの点で言えば
犬や猫を初めとするペット、果ては自分の赤ちゃんを育てる事と
大差ありません。
上記の生き物に比べて手間が掛からない、というだけで
基本の姿勢は「生命体」です。
インテリア性だけを求めて観葉植物を買うのなら
造花を買った方が確実です。そりゃもうオススメです。
最近の技術は、本物と見分けがつかないくらいですから。
(現に私は売り場で鉢植えの造花に水をやった事がある!
・・・いやあ、どこまで植物に疎いのか、という見本ですが;)
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私たちが住まうように、土をならし
私たちが空腹を満たすように、水を与え
私たちがエアコンを使うように、温度に気を配り
私たちが外へ出かけるように、風通しを良くする。
たったこれだけの事なんです。
これだけの事が、
相手が、物を言わない、吼えない、泣かない「植物」というだけで
忘れがちな、疎かになりがちな、基本の心構えです。
植物はただそこに存在するだけです。
喉が渇いたと主張する事もできず、寒い・暑いと訴える事もできず
ただ私たちの生活に合わせて存在するだけです。
お店から買ってきて、自分の部屋に招きいれた時点で
それを強制するのは私たちです。
それを失念して、「枯れたー!」と嘆くのは、確かに
筋違いというものかも知れません。
今まで傍若無人に振舞ってすまなかった植物たちよ!!
よし!反省完了!!
という事で、ひとまず心構え(飴とムチ、のムチ編)を終わります。