冬眠中に一度だけ入荷した子です。
が、過去には何度も入荷したので、結構おなじみの子かもしれません。
これの品種違いで、全体が赤く、先端が黄色くなるのは「オーロラ姫」といいます。
先のタマツヅリと同じセダム属なので、次いで紹介しておきますね。
お店の愛称は「虹子」。
虹子、って。女子なのか?それは、容姿のせいで? と、いうより
「私が守ってやらねば!」 という闘志を駆り立てる子なので。虹子、です。(笑)
*育て方*
明るさ |
最強(夏でも直射日光OK!) |
暗さ |
弱い(何が何でも明るい場所へ) |
寒さ |
強い(0度まで下がっても大丈夫) |
水やり |
普通(土が乾いてからたっぷりと) |
葉水 |
嫌う(葉が落ちます!注意★) |
■お店での様子■
「守ってやらねば」ならないくらい、この子もぽろぽろと、その葉っぱが落ちます。
先のタマを圧倒的に抜くくらい激しく落ちますが、そうそう入荷はしないので
軟弱王の称号は授けておりません。当人がそれをどう思っているかは謎ですが。
過去の「ミニ多肉アソート」という商品で度々入荷し、度々泣かされてきました。
このメーカーさんに代わってからの入荷は初めてではないでしょうか。…ね。多分。
すかさず防御カバーを装着し、赤紙POPを無粋に張り出す、無情の店員。
★厳重注意★
虹の玉は、葉の部分が非常に脆く、少しの衝撃で
葉が落ちて丸裸になります!!
品定めはなるべくお手を触れず、眼力と直感で
お選びいただきますと大変!ありがたいです。
という、この異様に目立つPOPを見て
買いたくなるか、買いたくなくなるかは五分だな・・・
と、張り出した本人が一番、その所業に躊躇して心中穏やかではなかったのですが
なんとか!無事に完売しました。(少々敬遠されていた感はあるものの)
ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございます。
これからもガツガツ張り出しますが、その時はまたご協力をお願いいたします。
あ、もちろん、当店以外でも、この軟弱一族を目にすることがありましたら
眼力と直感! で、お選びください。
もとよりお求めでないお客様は、なるべく遠巻きに見守ってあげてください。
余所の店の子の、その身の安全までも案じずにはいられない気分にさせてくれる
虹子なのでした~。
(今日のわんこ風に・・・)
■七咲おすすめポイント■
大体、お客様に向かって「厳重注意」を強要するあたり、どんな大上段だよ・・・。
と恐れ入らずにはいられない、己の所業。
以前勤めていた店では、こういう注意喚起のPOPのことを
マイナスPOP、とか ネガPOP
とかいいまして、POP作成原則中、最もやってはならない事、でした。
(ん~。わかりやすい例をいくつか。
グラスは重ねられると密着してとれなくなる恐れがあるので重ねないでください。
とか、長い爪がひっかかると破れますので、試着はご遠慮ください、とか
そういう、店側の財産を守るため、の注意喚起ですね)
ネガPOPを作成する事自体、「読んだお客様に不快感を与える」行為として
御法度なのです。
なので、こういったPOPを張り出すということは、その店は、その状況に対して
もう俄然、のっぴきならないところまできている!!
と思ってもらって、いいかもしれません。
(当然、うちは、のっぴきならないですから。虹子に関しましては)
なので、ちょっとは同情して、お店の財産を守ってあげてください。
(七咲としましては、いつもそういうPOPを目にする度、ここに張り出すに至るまで
苦渋の決断があったんだろうな。と勝手にドラマを想像して目頭が熱くなります。)
(今はどうかは知りませんが。まあ15年くらい前の話ですから・・・)
そんな感じで、小売業界における、売り手と買い手のタッグマッチを彷彿とさせる
社会派的な話題つくりにも欠かせない(かどうかは謎な)虹子。
我が家の一員として迎え入れるためには眼力と直感を要求され、
おのずと植物力を上げてくれる(かどうかはおいておいて)虹子。
秋には丸い葉っぱの先端が赤く色づいて、とても美しいです。
と、とってつけたようにオススメしてしまう、虹子。
また入荷しましたら、どうぞ、よろしく。