葉っぱのミカタ4

100均だって!素人だって!
葉っぱと仲良くお喋りすれば
観葉植物は育ちます♪

続七咲ファミリーの8月

2010-08-22 22:43:14 | 七咲ファミリー

前回の記事から早や一週間。
この一週間を振り返ってみれば、「何もしてなかったな…」という感想に尽きますが
(いや本当に)
この時期といえば、学生時代の思い出、「そろそろ宿題やらなきゃな」、ですよ。

やらなきゃな、と思い始めるのがこの時期であって、実際取りかかるのは25日を過ぎたころくらいから。
だらだらと始めます。10分やって、2時間遊ぶ、みたいな具合。
この余裕は大物と言っていいのかどうか。(いいわけないだろう)
28日くらいから、ラストスパートです。
まだ宿題ができていない同志よ!大丈夫、28日からでも余裕で間に合う!
6・3・3で12年、七咲はそのスタイルを貫き通した!
(煽るな!煽るな!!)

そういう感じに、七咲は、嫌なことは最後まで手をつけないタイプです…。

「嫌なこと」でなくとも、「やらなきゃいけないこと」でも同じです。
追い込まれないとできないのです。

この、おいこまれないとできない駄目な子ぶりは今でも健在なのは見るにあきらか。

週一の更新然り。(毎日、ぼーっとしてる時間に少しずつ書けば楽なのがわかっていても!)
植物の世話然り。(日課の挨拶時に異変に気づいておきながら行動するのが遅いのだ!)

今回は、その、「おいこまれっぷり」に関する記事です。



  

冒頭の写真は、ペペロミアセルペンスの「ぺぺ太」です。
毎日その成長をぼーっと眺めていたら、ああなりました。
って、他人事のように言っているけども!

何を追い込まれているかというと、
鉢の中の根っこが如何な具合か、推して知るべし!なのですが
秋に植え替えるか、このまま冬を越させるか。

しまった!方針をどうするかまだ決めていない!

これは、七咲的に大問題です。
ヘゴ柱で上に伸ばすか、そのまま下に垂らすか…、まだ悩んでます。
へご柱。
図鑑やサイトでは良く見ますが、写真だけ見ていると、なんか腐らせそうで怖いんですよ。
いや、ペペ太じゃなくて柱の方ですけども。

垂れ流し。
こっちは、ふとしたはずみに蔓を切ってしまいそうで、やっぱり怖いんですよ。
いや、ペペ太を見る限り、ものすご丈夫そうな蔓なんですが。

七咲家の飼育スペースを考えると、どっちもどっちだなあ。
まさかペペ太がこんなに成長するとは思わなかったからなあ。

と、追い込まれているにも関わらず、この暢気な思考っぷりは、あれですね。
「そろそろ宿題やらなきゃな」レベルですね。(20日ごろ)



多分に同じレベルなのが、レッドエッジのジジ。

 

この子も鉢をどうするか、決めかねているのです。一回り大きくするか、ハイドロ栽培に変更するか。

ハイドロにしようかな、と迷っているのは、水やりのペースがつかめないからです。
どうも葉っぱが綺麗なまま育ちません。
下葉が全くないのは、枯れたり褪せたり、ヘンな具合にがさがさだったりするので
七咲が切ってしまっているからなのです。

見かけはサンデリアーナに似ているのに、バンちゃんとは全く違う、お世話の難しさ。
(うん、ジジはサンデリアーナじゃないからな)
いつもいつも、新芽が育ってからご機嫌をとるのが一苦労なのです。

緑色の綺麗な新芽が出て、そこから成長するにしたがって、暗い色になります。
写真のあの葉っぱも、じわじわと不機嫌を訴えかけてきてます。

小さいまま育てようと思えば、
半分に切断して、上の方を挿せばまた根っこが出るのは解っているのですが。
(このジジも根元から腐ったので上だけを救命した子なので)
今一つ、勇気を出せないのが、このジジの不機嫌具合なのでした。
相思相愛レベルの低い子は、植え替えにも仕立て直しにも、
どこか他人行儀なよそよそしさがぬぐえません。



しかし、七咲が一方的に、相思相愛だよね、と思っているガジュマルのがじゅ。

鉢の底から根っこが伸び放題なので、植え替えてやらなくてはならないのは明白なのですが
図鑑などで<植え替えは2~3年に一回>、とかいう指示をされると、これまた迷う。
おまけに、鉢の中で根がきゅうきゅうなので、今年の夏は思ったように成長出来なかったようで
枝ぶりがコンパクトです。

根っこを伸び伸びさせて枝が無秩序に茂り放題だった以前を思えば、このコンパクトさは、
七咲の理想です。

理想なんですが、そこまで七咲の要求を突き付けても良いものかどうか。

思えば、小さいまま育てようと思って根っこを整理したその季節の終わりにはもう
鉢底から根っこがはみ出ていた、という苦い思い出がある。
しかもがつがつ剪定してその枝が捨てられなくなるのは目に見えているし、
延々挿し木で殖やしてどうするんだよ、という問題もある。

そんな七咲の都合でこのまま窮屈な思いをさせて、がじゅは果たしてそれを耐え忍べるほど
七咲を愛してくれているのか!

…相思相愛は相思相愛で、また別方向の悩みが浮上してくるのです。



そう!自分勝手な七咲に愛想が尽きたワ、というのか、ヒメツルソバのコヒメコ。

ベランダに放り出しているのですが、さすが雑草といわれるだけの繁殖力。
可愛いコヒメコの名をあざ笑うかのような獰猛な姿に成長した去年を反省して
今年はコンパクトに愛らしく育てるぞ!と、水やりを控えめにしていたら、枯れました…。

8月中旬くらいまでは良い感じにコンパクトで、ご機嫌うるわしい様子だったのですが
お盆を過ぎたあたりから徐々にカサカサになってきて
慌ててご機嫌をとりなおそうとするも、コヒメコ聞く耳持たず!!

こんなに七咲の望み通りにふるまっているのに、ちっとも目を掛けてくれないのね!

というコヒメコのご立腹はごもっとも!
室内組の不調にあわあわしている夏ですからね。
ベランダには朝夕二回しかご機嫌うかがいしませんからね。
それも、他の弱い子にばかり気を取られがちになるベランダですからね。

相思相愛で油断していたら取り返しのつかないことになった一例ですよ。



油断と云えば、こちらも油断した、グリーンドラムのグリ。

 

短い方の枝が、リボンのようにぺらんぺらんになっていました!
ハイドロから抜いてみると、根っこが全く残っていませんでした。
しまった、夏だからって乾燥させすぎたか。

葉っぱはまだかろうじて膨らんでいるので、一応切り取って葉挿しにしておいたのですが…

ブリーンドラムの葉挿しは、あまり希望が持てません。
不調になる度、試しましたが…、根が出るのが容易ではないです。
根が出ないものの、葉に残った最後の力でいつまでも元気さを保っているので、
今度はいけるか?と何度も思ったのですが、やはり葉だけで殖やすのは至難の業です。
枝がわずかでも残っていれば、また少し違ってくるのですが。

なので葉挿しにはあまり期待せず、のこった1本の方をどうしてやるべきか。

ハイドロでも一応元気そうには見えるのですが、全く新芽を出す気配がないことと、
今回の件で、少々、ハイドロの方向性に迷いが出始めております。
(1本ではグリがさびしそうに見えてしまう、というのもある)



こうして、暑い夏に追い込まれて重い腰を上げる秋がきます。




  

宿題の良いところは、提出さえすれば終わる、という点だよな。としみじみ思う葉っぱの夏。

出来が悪くても書きなぐりでも答えが違っていても、新学期という終わりが来る!
(その出来具合に評価が分かれるところだが)
夏休みのない葉っぱには、終わりがない!いや、終わる時は本当に「終わり」なのだからして。

追い込まれている場合じゃないだろう!

と、相思相愛だったり、わりと一方通行だったり、無関心だったりする関係を
ちまちま修繕していく秋。

昔の追い込みとの共通点は、めげない、というところだな。としみじみ思う秋。