蕾のままの花 2018-06-29 22:24:17 | 詩 湖のほとり 静かな波の音 寄せては返す感情を 胸に隠して 黙ったまま ただ遠くを見てた あの時山の名前を 言った気がする ふたりは未熟だと 認めたとして 泣きながらでも 耐え抜いたとして 蕾のままのあの花は 一度は咲いただろうか 咲いたのだろうか