何もない部屋

言葉や感情が溢れそうな夜に、
詩や日々考えていることを書いてます。

いっそ

2018-04-15 21:06:41 | 
言いかけて言葉を飲み込む
この時じゃない気がする
今じゃない気がする
そうしているうちに
誤解されたり
勘ぐられたり
深読みされたり
人生は伝わらないことの方が多い
言葉にしても
大半は正確に受け止められなかったり
その人の都合の良いように解釈されたり
届かないまま
すれ違って行くのなら
いっそ心のまま



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愛してくれてありがとう

2018-04-11 20:06:21 | 
君を困らせるほど
意地を張っても
強がっても
本当の気持ちから
目を背けても
どうしてだろう
誤魔化せない
たどり着くところを
この心は知っている
君は映画を観たりしながら
こんな僕を待っていて
愛してるって言ったんだ
それはどんなにきれいに
羅列した言葉よりも美しく
胸に響いた
がんじがらめだった鎖が
解けたような
やさしい微笑み
このゆるやかな感情が
ずっと続くように祈ってる
僕を愛してくれて
ありがとう



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星の光を追って

2018-04-05 23:24:59 | 
心の鍵が開きました
それが2人とも
はっきりと分かって
離れられないと
確信して
電話越しに頷きました
たぶんあなたも

もしもし?
誰もそんなにロマンチックなことは言えないよ
詩人じゃないんだから
それほどたくさん言葉はいらなかった
向かう場所はひとつ
星の光を追って
あの場所へ

桜散る頃

2018-04-03 21:35:54 | 
桜の花が散る頃
手紙も途絶えて
久しぶりに見た君の手には
もう指輪はなかった

激しい感情の波に溺れた僕は
すっかり泳ぎ疲れて
何もかもを君のせいにして
泳ぐのをあきらめた

元気でいますか
僕は相変わらず春が嫌いです
そこも君とは違ってた

答えは決まっているはずなのに
どうしてこの心は
こんなにも揺れるのだろう