やっぱり本も好き

忘却率がUPしているのでメモとして

永遠のとなり 白石一文 文藝春秋

2010年10月31日 21時24分53秒 | 
企業合併によるいじめ、リストラ、部下の自殺、うつ、がんの再発、離婚、消息不明だった親の孤独死、ハードな事柄ばかりの世の中。
 人間って一体なんやろね。この人生ってなんやろね。ほんとになんやろ???。
人間は誰だって、自分が幸せになるだけで精いっぱいなんよ。下手したら嫁さんや子供の幸せにだって手を貸してやれんこともあるしな。
人間はさ、自分というこの狭苦しい、別に面白くも何ともないような弱っちい世界からどうしても抜け出すことができんのよ。その小さい世界と折り合いをつけて生きていくしかないんよ。幸福というのは、人それぞれのそういう折り合いのつけ方でしかないんや。

整形前夜 穂村弘 講談社

2010年10月31日 12時04分07秒 | 
「普通に真面目に働き続けると必ず絶望するということに気づいてから、私はどこかで流れを変えないといけないと思うようになった。だが、具体的にどこでどうやればいいのかわからない。心の奥で焦りながら、機械的に会社に通う日々が続く。」そういう思いをしないひともいるのだろうけれど、自分も嫌々働いていたような記憶が・・・。仕事それ自体ではなく、仕事を取り巻く人間関係が・・・。