ぐっと身近に人がわかる 不安を理解し怖れを手放す だそうです。
人間の性格で遺伝的な影響が強い四因子
○新奇性追求(好奇心 衝動性など)
○損害回避(心配性 慎重)
○報酬依存(人情家 感傷的)
○持続(粘り強さ)
環境的な影響の強い三因子
○自己志向(自尊心 自分への信頼感)
○協調(協調性)
○自己超越(スピリチュアリティ)
例えば生まれつき好奇心が弱い人を好奇心の強い人に変えることはできないそうで、後天的に何ができるかというと環境的な影響が強い三因子を活用して 基本的な性格は変えられないけれど適応力は上げていくようにするとかの方法はある。
不安障害になる人は心配性の面が強い、不安は安全確保のための自己防御能力で、あって当たり前の感情 不安はストレスと認めてその時は無理をしないで自分を労わりながら休むことを心がける、自己志向力を高めて。
怒りという感情はその状況が自分にとって不利だということを知らせてくれるものなので、その状況を改善するために努力をしていけば 怒りを感じただけのことはあるということになる。怒っている人は困っている人なので、反撃しないで安心させてあげること、怒りという形をとっている不安も、本来の不安という形でしか解決できない。
抑え込まれた不安がアドバイスや攻撃という形に転嫁されて他人を苦しめることもある、これにはずいぶん思い当たる事や人がいます、不安が原因だったのかと考えれば納得できます。
なるほど!と思う読みやすい本です、としをとると怒りっぽい人が増えるような感じで、その仕組みがなんとなくわかって良かったです、と言ってもこれは興味のあった怒りにしぼった偏った読み方ですが。