呑んべぇおやじでもいいじゃないの

最近ちょっと方向性変更気味です

上電 大胡鉄橋 今日の風景 と 北杜夫先生の思い出

2010年03月14日 | 上電
昨日今日ととても暖かく春めいてきました。
荒砥川橋梁の近くの土手に植えてあるさくらんぼの花がソメイヨシノよりも一足早く開花しました。
さくらんぼは、ソメイヨシノよりも2週間ほど早く開花するので、今年のソメイヨシノの開花は27~28日というところでしょうか?

私は、荒砥川にかかる上電の鉄橋をいつも「大胡鉄橋」と呼んでいますが、鉄道会社の正しい呼び名は「荒砥川橋梁」だそうです。
しばらく前に足場が組みつけられいましたが、今夜から数日間夜間改修工事が行われるということです。
「沿線の皆さんへ」と夜間工事の案内チラシが配られてきました。


↑Canon EOS KissFにて撮影


花の蜜を求めてミツバチもやってきています。
川原には、モンシロチョウやモンキチョウ、タテハの仲間たぶんヒョウモンチョウだとおもうのですが、舞っていました。
子供のころ、夏休みはいつも麦藁帽子にゴムサンダル、昆虫網を持って原っぱで蝶を追い掛け回していました。

学研の科学のおまけで標本を作ったり、名前もイチモンジセセリ・ルリシジミ・ベニシジミ・シジミチョウ・ミヤマキアゲハ・ミヤマキチョウ・カラスアゲハ・クロアゲハ・ジャコウアゲハ・コムラサキ・ジャノメチョウなどたくさん覚えました。
いま出した名前の蝶は今でも見分けられます。
あとはすっかり忘れました。

今では、保護のために何処の山や高原に行っても蝶の採集は禁止されてます。
今ならデジカメがあるから採集しないでも簡単に記録に残せるようになりました。

話がそれるのですが、高校生のとき榛名山のロックガーデンにトレーニングに行った帰りに乗ったバスの最後部の席に、つばの大きな帽子をかぶり手に採集網、肩から採集かごを提げた作家の北杜夫先生が乗っておられました。
本や雑誌で先生が蝶が好きだということは知っていましたしがまるで子供のような格好で笑顔を浮かべていらっしゃる姿に大いに納得し、本人だとすぐに分かりました。

私は小説のファンだったので本人に会えて感激し、夕方のバスで他の乗客はいなかったのですが、当時はとても引っ込み思案だった私は声をかけることが出来ませんでした。

その後、私が降りた渋川駅までの間乗降客もなくずっと無言で過ごしました。
今でも40年前のあの姿ははっきりと覚えています。
蝶にまつわる思い出です。

私ももう少し年をとり時間と生活に余裕が出来たら、大きな麦藁帽子をかぶって図鑑とデジカメ持って蝶の写真を撮りにでも行きましょう。


↑Canon EOS KissFにて撮影