呑んべぇおやじでもいいじゃないの

最近ちょっと方向性変更気味です

初詣 大光院 呑龍様

2011年01月02日 | 鉄道小旅行&B級グルメ
2011年1月2日、今年も初詣に太田市の大光院呑龍様へ詣でてきました。

なぜ、わざわざ太田市の呑龍様まで行くかと言うと、「子育て呑龍」と呼ばれる大光院が私の名付け親だからです。

私の祖父は明治28年生まれでそこそこの教養もあった人ですが田舎育ちのせいか日本人としての誇りと日本古来の伝統・習慣などを重んじ、国民の祝祭日には日の丸を掲げ、正月・七草・小正月・節分・彼岸・節句・盆・夏至・月見・冬至などの季節の行事、カマドの神様・便所の神様など八百万の神々を祭る日も門松にする松を取りに行く日も、飾る日も下げる日も、全てのことを毎年の暦に従って厳格に伝統通りに行っていました。

人の名前も同じで、子供の名は親が付けるものではなく生まれた日の暦に従い天からいただくもの。
そんな訳で孫の私たち兄弟3人は祖父が、「子育て呑龍」へ行って授かってきた名前を付けられました。

5歳年下の弟の名前を授かりに行くときは私も一緒にバスに乗って太田へ行ったことを今でもはっきりと覚えています。
バスの中で私は、はしゃいで当時流行っていた歌「田舎のバスはおんぼろバスだ~」と歌って車掌さんに顰蹙をかってしまいました。

そして、不思議なことは、私の名前が「のぶゆき」妹が「ももよ」弟が「ようじ」なのですが、3人の名前の末の字をつなぐと「きよじ」となり母親の名前になったことです。
このことは、私が高校生になったころ偶然に気付いたことです。


さて、今日も大胡駅から上電に載って出発です。
大胡電車区車庫では明日のイベントを控えてデハ101が日の丸の旗を付けて待機していました。





赤城駅で東武電鉄桐生線に乗り換えて太田へ向かいます。





太田駅へ到着です。
北口ロータリーの商店街入り口にある七五食堂が第二の目的地です。
今年は看板がリニューアルされていました。
営業中であることを確認し大光院呑龍様へ向かいます。




車は駐車場に入る順番待ちで渋滞していましたが徒歩ではスイスイ、駅から約1.5kmを20分ほど歩いて到着です。





去年より人出が多いようで10分ほど並んで参拝を済ませました。
「今年こそこの不景気のどん底から抜け出せますように」と願ってきました。




昼飯にはちょっと早いので街中の路地をブラブラ回ってみました。
なんだかちょっと古めかしく煙突が目を引くパン工場を発見しました。





そして、いよいよ第二の目的、ソースかつ丼です。
この七五食堂は、昭和23年創業と言うことです。
今日は、その創業者の奥さんでしょか?80代くらいのおばあさんが元気にホールを切り盛りしたり厨房に入ったりしていました。
当代の親方は、昨年聞いたのですが私と同じ28年生まれです。

一番のお薦めはやはりソースかつ丼です。
そして、注文してから出てくるまでが、駅前で電車待ちの客に対応するためでしょうか、とにかく手際がよく、から10分もしないで出てきました。





その名も「七五セット」ソースかつ丼とミニうどん・サラダ・漬物で750円です。
名前も値段も七五です。
子鉢は、ビールのセットです。

このかつにかかったソースが甘味のある独特な味わいで一度食べたらまた食べたくなる、そんな深みを持っています。

私も今年で3年目、初詣もそうですが、このソースかつ丼目当てで太田に行ったようなものでした。

たぶん、来年の1月2日にも行くでしょう。