前記事382での、1-1-3画像の中の5箇所の部分を拡大する。
この画像でのZ^2マンデルブロ画像の周辺部分は境界が鮮明ではなくボヤけていた。
その要因として、Nmaxが小さすぎることが考えられた。1-1-3画像のNmaxは1000である。
そこで、Nmax=10000とした画像を求めてみた。その結果が下図である。
その結果は、やはり、マンデルブロ画像の周辺部分 (但し、マンデルブロ本体部の画像、即ち、1-1-3-1図及び1-1-3-2図)の境界が鮮明ではなくボヤけている。
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Z^2マンデルブロ画像の本体部から離れたミニ・マンデルブロ画像(1-1-3-3図及び1-1-3-4図)の境界は鮮明である。本体部の画像のみがボヤけている。
これは、N-loopの巡回回数を1000→10000にしても、N-loopを貫通してしまう点の集合が境界部においてランダムに存在していることを意味している(即ち、Z^2マンデルブロ画像の『こぶ』状の形態が鮮明な『こぶ』にならない)。未だN-maxが小さすぎるためなのか?
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下図の赤黒縞模様の画像は血管や灰の分岐を連想させて面白い。
各画像の作成条件は画像に書いてある。
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・1-1-3-1画像
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・1-1-3-2画像
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・1-1-3-3画像
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・1-1-3-4画像
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・1-1-3-5画像
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注:1-1-3-2の中の画像をN=50000で計算したが計算時間がかかりすぎ途中で中止。
途中までのデータは関連画像の中にファイルしてある。