ハイル禅師語録

ハイル禅師語録で奇跡の開運

日本がまともな戦車を作らなかった理由

2017年04月03日 | 教え
質問者:ハイル禅師 なぜ大日本帝国陸軍は
まともな戦車を作らなかったのでしょうか?

私:日本軍には軍需相のような統一機関がなく
騎兵科は九十二式重装甲車を独自に製作したり
歩兵科は九十四式軽装甲車など独自仕様で製作した為
豆タンクと呼ばれる軽戦車がいくつも混在していた

日本が弱装甲の装軌式装甲車を作った理由は
国力や技術力の制約以外に仮想敵国がまともな戦車を
持たない中国だったからである

もう一つは五トン以上の車両はクレーンの関係で
運用難が生じた理由もあります
 
それでも一応五トン以上の九十七式中戦車や九十五式
軽戦車も作っているのは 当時の日本陸軍も豆タンクが
貧弱なのは承知だったからです

九十七式中戦車でさえ八十九式戦車の短砲身五十七
ミリ砲の改良版だったが これは早く量産したかった
からでエンジンも不調のまま製作されている

九十五式軽戦車の方は三十七ミリ対戦車砲を短くして
搭載したモノだが それでも九十七式の短砲身五十七
ミリ砲よりは貫徹力が有った為 さらに強化版として
九十七式中戦車に長砲身四十七ミリ砲が搭載されました

日本の戦車は燃費が良く 火災に強いとされる
空冷ディーゼルエンジンが採用されたが
非常にエンジンが大きくて音が煩く 出力や馬力も
弱かったのである

軽量化ばかりに重点を置いた為 玩具ような戦車に
なってしまい戦車兵にとっては走る棺桶になったが
各戦車は中国軍相手には一応十分な性能であり
列強との戦いが考慮されていなかったのである