ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年9月13日。ウクライナ侵攻から203日目

2022-09-13 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年9月13日。

 9月6日に日本人男性を含むアナーキスト10名が革命を起こそうとしたなどの罪により有罪判決を受けましたが、その弁護士2名が今日、逮捕されました。
 この弁護士は、今回の裁判に関わる法執行官、捜査官、検察官、裁判官の個人情報(名前、自宅住所)をアナーキストグループに伝えていました。その後、インターネット上にその個人情報が出回り、情報漏えいしたのは誰なのか捜査された結果、弁護士が捕まったということです。
 弁護士がそんなことをしたらだめでしょ、と思う人も多いと思いますが、今回の判決を不服として上告しようとしているアナーキストの被告たちを弁護している弁護士を資格剥奪させるために、事件をでっち上げているという可能性もあります。
 実際に、政治思想犯として逮捕されたベラルーシ人の弁護士が資格剥奪されており、その後の裁判で弁護することができなくなったという事例が多く見られます。
 今回も資格剥奪しようとして、その理由を探していたら、情報漏えいをしていたという理由で逮捕されたのでしょう。こうして新たな問題でもめているうちに上告できなくなってしまうと思います。
 

 ロシア国防省はウクライナ情勢をめぐる定例会見で、
「ウクライナ軍に対し、作戦を展開する全方向で、空軍、ミサイル部隊、砲撃部隊が大規模な攻撃を行っている。」
と述べました。


 リトアニア国会は、国境地域の非常事態を12月16日まで延長しました。
 またロシア人がEU圏に入ることを禁止。
 さらに、ベラルーシ人とロシア人からのビザ発行申請を受け入れることも禁止されました。
 もうベラルーシ人はリトアニアに入国できないんですね・・・。


 エリザベス二世の葬儀にロシアとベラルーシ、ミャンマーの首脳は招待されないことが明らかになりました。
 招待されても行かないと思いますが・・・


 今日、ロシア大統領とドイツ首相は電話会談を行いました。
 ドイツ首相は停戦やロシア軍の完全撤退を求めましたが、どれぐらい耳を貸すでしょうか。
 穀物輸出やザポリージャ原発についても話し合われたそうです。
 
 
 アルメニアとアゼルバイジャンで今日未明、国境地帯で軍事衝突が起きました。両国は相手側による挑発が発端だと主張。銃撃や砲撃の応酬で死傷者が出ているそうです。しかし、すぐに停戦に合意しました。
 ベラルーシ政府は両国に自制を求めています。


 ウクライナメディアの「リビウ・ジャーナル」がロシア軍のアンドレイ・シチェヴォイ中将が捕虜になったとすつ』動画を公開しました。
「捕虜は中佐の階級章をつけているが、それは佐官に変装して逃げようとしたためだ。捕虜となったのはアンドレイ・シチェヴォイ中将であり、第2次世界大戦以降に捕らえられた中で最も高位のロシア将校であると考えられている。」と報じました。
 もうすぐ正式発表されるのではありませんか。