ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2022年9月18日。ウクライナ侵攻から208日目

2022-09-18 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2022年9月18日。

 イジュームでも大虐殺があったことが次々と明るみになっています。胸が痛むのでこのブログでは詳しくは触れません。

 ロシア軍は、ヘルソン州でのウクライナ軍の攻撃を阻止し、その他のウクライナの別地域でも戦果を上げて、ウクライナ軍は1日で180人の軍人を失う損失を出すことになったと広報しています。平均で1日360人ずつウクライナ軍人が死亡しているとも。


 モルドバで反政府デモが起きています。参加者は5万人だとかで、なぜか箒を手に「サンドゥ大統領を薪と交換する」と行進しています。やはりエネルギー問題に対する不安が高まっているようです。


 ロシアの国民的歌手、アーラ・プガチョワは家族とともにイスラエルに出国していたのですが、一人ロシアに帰国しました。
 出国したのは夫のマクシム・ガルキンがロシアの侵攻に反対する生命を出したからだと言われていますが、プガチョワは自分がイスラエルで治療を受けるためだったと否定しています。
 ロシアに帰国後、コンサートなどをする予定はないとメディアへの取材に答えていましたが、今日、ガルキン氏がロシア法務省により、外国諜報員認定を受けていることに関して、自分も外国の諜報員として認定してほしいと訴えました。
 国民的歌手が自分自身を外国のスパイだと法的に認めてくださいと言い出すとはどういうことなのか・・・。


 ハルキウ州知事は18日、SNSで州内にある精神科病院が砲撃を受け、医療関係者4人が死亡したことを明らかにしました。
 ドネツク州スラビャンスクの火力発電所は18日も砲撃を受けました。


 日本語を勉強していて、以前日本へ家族と旅行にも行ったことのあるベラルーシ人の知人が、日本で就職できる可能性ができたものの、コロナやウクライナ侵攻の影響で、いつになったら日本へ行けるのか分からなくなっています。
 そして、その人が調べたところ、日本はロシア人に観光ビザの発給を再開したのに、ベラルーシ人に対しては再開していません。
 ウクライナ侵攻開始後、逆にEU諸国がロシア人の(特に観光)ビザを無効にしたりしする制裁を始めていますが、ベラルーシ人に対してはしていません。(反政府派ベラルーシ人がEU圏内に出国・亡命しやすくするため厳しい制限はしない。)
 ところが日本では逆にロシア人観光客の訪日は受け入れているのに、ベラルーシ人観光客の受け入れは拒否したままです。
 この知人はその理由を在ベラルーシ日本大使館に電話して質問したそうです。すると、日本政府が観光ビザを発給する国リストの中にベラルーシが現時点で入っていないからという説明を受けました。全てがおかしいと感じたのはこの知人だけではありません。(この知人が実際に必要なのは観光ビザではなく就労ビザなんですが。)