たまに釣行記

たまに関門や山陰に行ってアオリイカを釣ろうとするもたまにしか釣れない釣行記

伊豆エギング春3~5回目(2011年5-7月)

2011-09-11 | エギング釣行

5月から7月にかけての3回の伊豆釣行をまとめてアップします。


--------3回目(5月下旬)-----------
前回の大型に味をしめて、同じ港で夕方明るいうちから始めます。
とはいっても、まぐれがそう簡単に続くとは思えません。
頭の中は、前回の大型以前の状態に戻っています。
つまり身の丈の(?)自己記録520gを更新できるような、
適度な大きさの春イカを釣りたい、と思っていました。

天候を懸念していました。
台風と前線の影響による風雨がピークを過ぎた直後で、
雨はあがっていますが、風は強めで、風向もよくありません。
風向が変わること、風がやむことを願いながら現地に到着します。

すると、そこには風以上の問題がありました。赤潮です。
外洋側が真っ赤になっています。
港内側はかろうじて海の色ですが、流れ藻のために
釣りがしづらい状況です。数投して撤収。

夜になっても状況変化なく、そのまま納竿です。



----------4回目(6月上旬)-----------
前回は赤潮で竿が出せず不完全燃焼でした。
さすがにもう赤潮は無くなっていると思いましたが、
その時に見た無残な港の姿が目に焼きついていたため、
今回は港を変えてみました。
去年の秋に一度行って、勝手に相性が悪いと決め付けた港です。

深夜1時頃に現地到着。
こんな時間ですが、春イカのハイシーズンとあって、
ヤエン、エギングの釣り人がぽつぽつと居ます。
エギンガーの方とお話すると、釣況は良くないようです。

港内あちこちで投げてみますが反応なく、時刻は3時を回ります。
どうせ釣れないならと、フォールの練習を始めます。
これまでやったことのない水平フォール(的なもの)を
自己流で試してみます。

しゃくり、テンションフォール、底に着きそうなところで
竿をゆっくり立てていきます。これでエギが海底すれすれの
レンジを移動しているつもりです。

これを始めて数投目。
キャスト、着底。ジャーク、テンションフォール、水平フォール。
着底後ちょっとステイ。あれ?
今何か違和感あったぞ。

ラインが引かれた気がしたのですが、その瞬間よそ見をしていて
竿先を見ていなかったので、確信がありません。
そのまま少しずる引いてみますが、イカの反応はありません。

やっぱり気のせいかな。あるいは知らないうちにラインか竿先が
水際の縁石に引っ掛かってたのかも。いやでも…
疑惑を抱きながら、しゃくり、テンションフォール、水平フォール。
この水平フォールで竿を立てている最中に、くいんくいんと引かれます。

軽く合わせると、乗りました。

P1000110

胴長約22cmのアオリでした。

その後朝まづめまで粘るも反応なく納竿です。

【メモ】
・ヒットエギはエギ政ピンク赤テープ3.5号でした。
・ ちょっとあわてていて撮影失敗。暗い画像になってしまいました。

【振り返る】
相性が悪いと思っていた港で初めて釣れました。
これで苦手意識が無くなりました。

また初めて試した水平フォール(的なもの)で釣れました。
水平フォールが効いたのか。それともたまたまそこにイカがいて、
どんなフォールでも乗っていたのか。
どちらにせよ、このフォールでも釣れるということが分かり、
フォールのバリエーションが増えました。



----------5回目(7月上旬)-------------
シーズン最後の釣行。東伊豆某港へ。
夕まづめに港の横の小場所に到着。
今回はこの小場所の浅場をシャロータイプのエギで
狙ってみるというテーマがありました。

テーマなどといっちょまえなことを言いますが、
実際やってみると、すぐに海草を引っ掛けて釣りにくく、
釣れる気もしません。30分やってすぐ移動。

メインの堤防に移り、ポジション移動しつつキャストを繰り返すも
釣れず。仮眠をはさんで明け方まで粘るも反応なく納竿です。




・・・これで過去のエギング釣行記録は終了です。
今後はたまに釣行して、リアルタイムで釣行記をアップしていく予定です。
また気が向いた時に、釣りやエギングに関する雑記的なものも書こうと思います。

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伊豆エギング春2回目:奇跡の1杯(2011年4月中旬)

2011-09-06 | エギング釣行

春も本番になり、大型がねらえるシーズンの到来です。

キロを超えるようなアオリを直接見たことはありませんでしたが、
ネット上で、大型を釣り上げている動画は色々見ていました。
心惹かれたのは、堀田光哉さんが南伊豆で3キロのアオリを釣るシマノTVの動画
ロッドが低く弧を描き、ドラグがうなる。エギンガーの「夢の瞬間」です。

でもこれは経験を積んだエキスパートの世界の話。
自分の目標は、秋より釣れにくいと言われる春に、
とにかく1杯釣ることです。ついでに自己記録(520g)を更新できれば、
理想のシーズン開幕戦になります。

東伊豆某港。前回にならって夕方4時半頃から始めます。
やや強めの風との予報でしたが、着いてみるとひどい強風です。
釣り人は誰もいません。
堤防先端付近から外洋向けにキャストします。

追い風なので飛距離は出ます。
が、落水の恐れがあるので、いつもより水際から一歩退いて立ちます。
そのため竿先を足元水面に向けるいつもの構えが出来ず、調子が狂います。

さらに、追い風はロッドとラインを持ち上げるように煽るので、
エギからの情報を受け取っている実感がほとんどありません。
釣りが成立しない状況とはこういうことかもしれません。

それでもせっかく来ている以上、即撤退はできません。
風の様子を見て、キャスト、様子見、キャスト、様子見、と繰り返し、
1時間ほど過ぎると、風が少し弱まりました。

そのお陰で、水際でもしゃがみ込んだ姿勢なら落水の危険は感じません。
この姿勢で、竿先をなるべく海面に近づけて保持すれば、
ロッド、ラインへの追い風の影響も少なくなります。
これでいつもの釣りの感覚に近づきました。

キャストを繰り返し、30分程経つも反応はありません。
強風に吹かれ続けて体が冷えてきました。
しゃがんだ姿勢の保持が体力を奪うためか、
段々と集中力が無くなっていきます。

そろそろ一時撤退かな、と思いました。
最後のエギチェンジをおこなって、
これを何回か投げたら撤収しようと決めます。

一投目。着底。ジャーク、フォール、ずる引き。しゃくり、フォール、ずる引き。
集中力が無いので、一番シンプルなパターンを機械的に繰り出すことしか出来ません。
二投目。着底。ジャーク、フォール、ずる引き。しゃくり、フォール、ずる引き。
最後のずる引きで、ラインにテンションが出ます。

合わせを入れました。するとどうでしょう!
ロッドが大きく曲がり、ドラグがうなりをあげます。
強い重量感で、ラインが勢いよく沖に向けてズゴーーーンと引かれていきます。

最初の走りがなかなか止まりません。スプールからどんどんラインが
無くなっていくのを見て不安になります。実際どれくらいラインが出たか
分かりませんが、感覚的には15m位走られた気がします。
ようやく止まりました。ドラグを少し締めて、ゆっくり寄せます。

タモはセッティング済みでした。
寄せながら、タモを伸ばして、取りやすい位置にスタンバイさせます。
寄せてくる間、2、3度小さく走られましたが、大きな反抗はありません。
でもやたら重いのです。

水面に浮いてくる様子はありません。
パワーの弱いロッドで、バットから曲がりきっているので、持ち上がらないのでしょうか。
姿が見えないので、ある疑念が頭に浮かびます。これはアオリなのか?
もしかしたら、巨大なコウイカ類とか…

足元まで寄せてきました。薄暗い時間帯なので、水面付近まで上げないと
姿が見えません。見えました。といっても白い花びらのように開いた足だけが
見えました。見えたと同時に、真下にゴーーーンともぐります。
再び巻き上げ、白い足が見えたところで、タモを入れます。

タモを近づけると、また真下にゴーーーンともぐります。大量の墨が吐かれます。
再度水面まで巻き上げ、もぐられてもいいようにタモを深めに差し入れて、
すくいあげます。入りました。ランディング。
湯船に浸かった時のような「う゛あ゛ーー」という声が出ます。
緊張が一挙に解けたのです。

タモの上で横たわるこのイカは何イカなのか。
裏返った胴体が白々としています。
ひっくり返して表にします。見慣れたベッコウ色を見て、疑念は晴れました。

P10000912

胴長46cm、重量約3.2kg(現地釣具店計量)のアオリイカです。

これ以上何もする気が起きず、納竿です。

【メモ】
・ヒットエギは墨族ノーマルタイプのレッドクリア4号です。
・釣れたのは満潮直前でした。
・天気は曇りで、少し薄暗い時間帯でした。

【振り返る】
予期せぬ大型が釣れました。
前回の教訓からタモの準備が出来ていたのはラッキーでした。
ほぼ満潮だったこともあって、思ったより楽に取り込めました。

たまたまひとつだけ持っていた4号のエギで釣れました。
「大型には大きなエギ」というセオリー通りになった形ですが、
狙っていたわけではなく、カラー選択でたまたまそれを選んだ結果でした。
でもこれ以降は、このセオリーに引きずられて、
4号のエギを必ず1、2本携行するようになりました。

まさか自分が、ネットの動画で見ていた「夢の瞬間」と
同じ状況におかれるとは思いもよりませんでした。
貴重な経験を与えてくれた伊豆の海にとにかく感謝しました。

今回の釣果は、さまざまな条件がたまたま重なった偶然・奇跡だと思いました。
技術・経験・知識の無さ。これは言うまでもありませんが、
なによりも、大型を全くねらっていなかったのです。まさしくまぐれの釣果でした。
いつか大型をねらって釣りたい。これが自分にとっての遠い目標になりました。

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伊豆エギング春1回目(2011年3月上旬)

2011-09-04 | エギング釣行

暦は春ですが、気温も海水温も冬と変わりません。
前回と前々回の冬エギング、丑三つ時あたりに釣れたのはよいのですが、
ひとつ困ったことがあります。
ずばり、寒いのです。

丑三つ的な時間帯以外で釣りたい。
某釣具店の釣果情報サイトで東伊豆のエギング釣果を見てみると、
どうも夕方の早い時間がよさそうです。
そこで今回は、東伊豆某港で午後4時過ぎから開始です。

今回もテトラに乗りますが、前々回のポジションとは別のポジションを
開拓してみたところ、ありました。前々回より出入りしやすく、
足場も安定しているポジションです。
風はほぼ無風。気持ちよく一投目フルキャストします。

着底。ジャークを入れて、フリーフォールです。
ベールを起こしてラインを出しながら、着底まで10カウント。
ここで、パラッパラッと出て行くはずのラインが、ふと気がつくと
バタバタバタとありえない勢いで出ています。

驚いてスプールを手で押さえ、合わせると、乗っています。
テンションを解かないよう気をつけながらなんとかベールを戻します。
寄せながら、いやな予感がします。これ、抜きあげられるかな?
一応タモは持ってきていたのですが、セッティングはしていなかったのです。

足元まで寄せて見たところ、想像したほど大きくはなかったものの、
フッキングは触腕1本です。一か八か、抜きあげます。
なんとか無事にランディング。

P1000088

胴長23cm、重量520g、自己最大級のアオリです。

この後、ポジションを変えたりしながら夕まづめまで粘るも反応なし。
休憩をはさんで22時~0時も異常なしで納竿です。

【メモ】
・ヒットエギはエギ王Qライブベーシックカラーの
ピンク金オレンジベリー3.5号でした。

【振り返る】
これまで夜と薄暗い時間帯にやっていましたが、
今回は明るい時間帯を狙って、運よく釣れました。
また「日中は金テープ」というセオリーに従って、結果が出ました。

アタリの出方には驚きました。
これが活性の高いイカというやつか。
もし活性が低いイカで、エギにタッチするだけだったら
全く気付かなかったに違いない、そんなことを考えました。

今回は運よく抜きあげられましたが、タモのセッティングを怠ったせいで
あぶないランディングになりました。たいした大きさではありませんが、
春に向けてじわじわと型が良くなっているようです。
この時以降、竿を出す前に念のためタモをセッティングしておくように
なりました。

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伊豆エギング冬3回目(2011年2月下旬)

2011-09-03 | エギング釣行

北東の風が強いとの予報で、東伊豆は厳しそうだったので、
今回は初の西伊豆エギングです。
以前メバル釣行で訪れたことのあるT港へ。
西伊豆屈指のメジャーポイントです。

夕方の早いうちに投宿。下見をして回ります。
まず高速船発着所の短い堤防。狭い場所で、先端角には泳がせ師が。
風向き的にもよくありません。先客が居ると厳しそうです。
次に赤灯台のある大きな堤防へ。やはりこちらがメインになります。

風向きの関係から、この堤防先端の外向きのテトラに乗るのが良さそうです。
出入りのしやすさ、足場の安定、墨跡などから、よさげなポジションを
選定します。そのポジションを頭に刻んで、いったん宿に戻ります。
そうです、夕食付なのです。

夕まづめ。せっかくの西伊豆の海の幸を短時間でかき込み、
実釣開始は6時半頃です。先ほど選んだポジションに入ります。
背後から風を受け続け、保温ボトルに入れた甘い紅茶で時々
暖をとりながら、2時間ほど粘りますが異常なく、一時撤退です。

宿で休息後、深夜0時頃から再開。堤防には他にウキ釣り師が2人います。
何も反応なく1時を回ったころ、ウキ釣り師は撤収。ヤリイカ狙いとのこと。
1時半を回り、寒さとの闘いになります。
保温ボトルの紅茶も残りわずかです。

2時頃納竿かな、と考えながらキャスト、着底。
ジャーク、フォール、着底。ずる引いていると、竿先がふっと
持ち上がります。一呼吸おいて合わせます。乗りました。
胴長約20cmのアオリです。

P10000822

前回に続き自己最大級の釣果に寒さも忘れ、納竿です。

【メモ】
・ヒットエギはエギ王Qライブラメカラーのピンク赤3.5号。

【振り返る】
西伊豆でも何とか1杯釣れました。遠出した甲斐がありました。
保温ボトルが大活躍。この季節の必需品だと実感しました。

今回のヒットエギは赤テープで、前回も赤系のボディでした。
「夜は赤テープ」という信念が強化されました。

そして今回も前回に続き釣れたのは1時半頃です。
草木も眠るような時間にしか釣れない。これもへたくそならではの現象か。
そんなことを考えました。

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