音楽の森とタイニーハウス

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重信の裏スキ

2021-05-05 | 山林の道具と打ち刃物
会津鍛冶の角鉈はほとんどが「裏スキ」ありで、微妙にRが付いてい
て、ほんの少し根本に向かってテーパーがかかる形状が、その特徴です。
嘴付(先端の鉤状のでっぱり)のものは一様ではありません。

片刃で裏スキありだと秋田鉈のようですが、会津式は平面の部分が残る
「裏押しあり」なので、少し違うようです。

これは右利き用ですが、オリジナルの柄(交換されると価値が無いかと)
ですが、実は上から見ると右に曲がっています。これはかなり珍しいことで、
そのほうが振り下ろしたときにブレードがまっすぐに入るので、都合が良い
から、わざと曲がっているものを着けたように思います。

刃の根本付近に「重信??」と刻印があります。

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