武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

大川端 語りの会は最終回です、という件

2015年06月08日 21時11分18秒 | Weblog

このお知らせは

書きたくなかったのです

ですので、ぎりぎりまで、ぐずぐずと先送りをしていました

今週末の大川端 語りの会は、第31回目で、そしてこれが最終回になります

2008年の、まだそら庵の中には水道もないころでした

ミクシイでの「朗読会をしませんか?」という呼びかけに惹かれて

手を挙げました

当時のそら庵HPは、いったん開くと、ずっとオルガンの音楽が鳴りっぱなしで

私はそれを止める方法もわからず当惑しました

でも、オルガンの音は懐かしくて

きっと魅力的な場所なのだろうと

のこのこと出かけて行きました

「そら庵」は、まるで昭和の学校のような雰囲気

そこいらから、賢治さんがのっそりと姿を現しそうなところです

私は大好きになりました

毎月1度、朗読会を開くことにしました

いろいろなゲストをお迎えしました

ゲストの皆さんからは、たくさんの宝をいただきました

でも、ゲストの方々とのやり取りも、うまくできず

失敗や失礼もたくさんありました

たくさんの宝をいただいても、私から差し上げるものはなかなかなくて

情けない思いで辛いこともありました

3年間続けることが出来ましたが

その間私生活でいろんなことがあり

力尽きたかたちで、年一回に減らしました

明子さんには特に、お世話になりました

ありがとう、明子さん

明子さんや東海さんやそら庵の成長を、姉にでもなったように

見守ってきたつもりでした

でも、実は私がいつも助けられていたし、育ててもらったようです

ありがとう

そら庵は不思議なところで、いろんな方との出会いもいただきました

その中で、吉田真理さんとの出会いは衝撃でした

とても不思議なかたです

たくぞうさんというかたもいました

3人で朗読会を立ち上げようという相談をしました

たくぞうさんの提案で「ひねもす朗読会」という名にしました

私は抜けてしまったけれど、真理さんはまだ続けてくださっています

どんどん盛り上がっているようで、嬉しいです

大川端が最終回ということで、私は真っ先に真理さんに声をかけました

真理さんの『黄金風景』

これがおもしろかったので、もう一度是非聴きたい、みなさんに聴いていただきたいと思ったからです

最終回は、太宰治特集にしたいと思いました

私にとって太宰治というと月琴が欠かせません

もちろん弾き手は大好きな星野孝司さんです

星野さんの、微かな歌声も、大好きです

明子さんにも『津軽』で参加してもらいます

以前、明子さんには、大江健三郎の作品内の英詩を読んでもらいました

ですので、実は2度目の参加です

 

毎月のように足を運んでくださるお客様もいらっしゃいました

遠くから、わざわざいらしてくださった方々もいらっしゃいました

旅の途中でふらりと聴いてくださるかたもいらっしゃいました

ほんとうにみなさま、ありがとうございました

そら庵に、みなさまに、感謝でいっぱいです

ありがとうございます

そら庵がなくなってしまうこと

かなしくて、かなしくて、なりません

そら庵のこと、忘れないでね

私ももちろん、忘れないです

映画もできるみたいだし

きっと伝説として残る場所だと、信じています

 

長々と書いてしまいました

読んでくださって、ありがとう

6月14日(日)は、ぜひそら庵にお運びくださいませ

コメント (2)
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