武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

2016年あれこれ

2016年12月11日 15時01分39秒 | Weblog

今年も残り少なくなり、一年を振り返ってみた。

振り返りというと、私の場合にはまず、何を読んだか、ということになる。

稽古したけれども読み損ねたものもある。

川端康成の『片腕』だ。来年こそは、と意気込むがどうなることやら。

書き出してみて、たくさんあるようだけれど、新しいものは、5つだけ。

書き損ねたものもあるかもしれない。書いていないものもある。紙芝居のイベントにも参加した。読み聞かせもした。

シェイクスピアは難しかった! 狂ったように稽古した。

苦労した分、身になる。苦労は、肥しだ。

今年は虔十公園林を2回読んで、2回ともまったく違う読み方になった。

どちらがいいのか、私にはわからないけれど、2回目が、私は好きだ。・・・と書いてもどなたにもわかりませんね(笑)

同じものを何度も読む。場所や聴き手が違えば、語り口も変わってくる。

泣きたいほどの大失敗もやらかした・・・

実はもう一回虔十公園林は読んでいる。ほんの内輪の会だったのだけれど、大失敗。

何度も本番を重ねた作品でも、失敗はするのだ。

心のなかに巣食う嫌な自分。

言い訳と開き直りでどす黒くなったり、慌てて心の中を雑巾がけしたり。

いろんなことを繰り返しながら、また年が暮れていく。

来年は、何を読もうかな。

こうやって記録しておくと、これらがまるまるレパートリーになっていく。

記録して残していくのもいいかもしれないと、ふと思った。

嬉しいもの。

2016年に読んだ作品 

恩讐の彼方に(菊池寛)

柘榴(三好達治)

板極道(棟方志功)

葉桜と魔笛(太宰治)

オセロー(シェイクスピア)

身毒丸(折口信夫)

双子の星(宮沢賢治)

雪女(小泉八雲)

虔十公園林(宮沢賢治)

屋上の金魚(川端康成)

刺青(谷崎潤一郎)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする