武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

演目選びとアンケートのこと

2024年10月04日 11時15分48秒 | Weblog


上の画像は次の朗読会のものです
😉 

まずは

今年の発表会も無事終わりました
ありがとうございます

たくさんのお客様にいらしていただいて
メンバーのみなさんがたも
楽しんで読んでくださって
とても良き会でした
💖
と喜びたいところなのですが
アンケートの反応が・・・
💔
私たちの会は毎回
アンケートの回収率がとても高いんです
それが
いつもと違う反応でした

怖い!
なぜそのような作品を選んだのか!
という意見が多数!

なるほど確かに怖い話が多く
遠野物語の穏やかな怖さから始まり
私の鬼火でとどめを刺し!
最初の母のみ切ない話

九月と言えど暑かろうし
などと浅はかに
怖いこと前提での演目選び
ですからアンケートによるご批判は
もっともな反省材料であり
ありがたい反応であるのです
が ここだけの話
作戦成功・・・?

まぁ

たのしかったあ
すばらしいっ

などのお褒めのコメントばかりを読んでいると
ときに悲しみさえ感じていたものですから
わくわくしています

ときどきたまぁに
ご批判をいただくと
反省とともに次回への意欲が増して
もちろん
落ち込むこともありますけれど
貴重な意見として
素直に承ります

自分たちでは気づかないことって
意外にたくさんあるのです
それを指摘くださるかたは
きっと優しいかたなのです
私はそう信じでいます

実はね
鬼火を昔々に読んだ時にも
怖すぎる
という批判のアンケート回答をいただきましてね
以来鬼火は
ずっと封印していたのですけど

おもしろがってくださる人が現れたこともあり
いろいろあって
発表会に掛けてみたのでした

ほかの朗読会では
たまに見かける演目ですが
どうなのでしょう?
私の読み方?
貧困問題に焦点を当て
怒りをもって読んだのですけど

どなたか教えていただけたらありがたいです

さてさて
長くなってしまいました

今月の20日には
芥川を読む会があります

10代の初々しい妻の醜い話
というのでしょうか
楽しい話ではないような気がしますが
決して経験できないような
しかし
とても普遍的な心理状態を
いかにみなさんに味わっていただけるか
稽古に励んでおります

最近は
小説を超えるおそろしい出来事が
たくさんありますので
ほんわかした演目が好まれるのでしょうけど

私は元々天邪鬼でお臍が背中にあるので
ほんわかしたものが苦手
しかし人の根源部分の感情が織りなす
さまざまな物語は
逃げきれないものであるならば
いっそのこと真正面から向き合うのも 手
そんなふうにも考えるのです

よろしかったら
どうぞお付き合いくださいね

お会いできることを楽しみに
💖
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