武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

正しいことなど何もないのだと思いつつ探してしまう「正しいこと」

2011年12月02日 10時49分02秒 | Weblog
たとえば、1+1は2になることが正しいのだけれども、そこのところが信じることができないのだ。
ほかの答えがあるかもしれないと、探してしまうのだ。無駄な時間を費やしていると知りつつ、いやきっと何かが見つかるかもしれないと、探してしまうのだ。困った癖だ。


私の読んでいる「八郎」を聴いた人から、完成されているよね、というほめ言葉をいただくことがある。
私は、ちっとも完成されているとは思っていない。そもそも完成を求めてもいない。これで良いと満足できたら、どんなにか幸せだろうし、ぐんと成長もするだろう。宮本武蔵は、満足し、その上で前に進むことができる、と言ったとか…? 

ずっと前になるけれど、他の方の朗読会で、宮沢賢治のアメニモマケズを、飛び入りで読んだ。30分くらい前に詩を書いた紙を渡され、読んでと言われた。
心の準備もままならぬまま読んだのだけれど、それが、とてもうまく読めた。たぶんそれが、私にとっての完成形だ。そしてそれ以来、それより満足のいく読みができたためしはない。
あの時の満足感や幸福感は、忘れることができない。
でも、忘れたほうがいい、といつも思う。私は宮本武蔵のようにはなれない。慢心で、ダメになってしまうのだ。

技術を向上させようと努力するのと、あの幸福感を再び、という思いで努力するのとでは、努力の仕方が違ってくるような気がする。褒めて育てよ、というけれど、褒め方を間違えると、ただ、殺してしまうだけになるような気がする。

朗読は、録音をしない限り、その時だけの「夢」のようなものだ。
一度の成功は、記憶の中で、より煌びやかに輝いてしまうのだ。


ところで

形になるもので、自己表現したい…という欲求が、知らぬうちに芽生えたのか、五行歌を作り始め、ついに、詩を書き始めてしまった。

そしてついに、同人誌デビュー!!

ご興味のおありになる方は、お声をかけてくださいませ。

nekomeme@docomo.ne.jp


12月の予定を書くつもりでしたが、、、次回にしますm(__)m

17日、22日、25日にお暇がありそうな方は、手帳にチェックを入れてくださいませ

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