さて、昨日猫の右脚を踏んずけてから縊り殺した旦那さんが右側ばかり怪我をすると言う話を、私は実家の母に、呆けの進行防止に電話した時に話して聞かせたのですが、なんと!母から似た様な話を聞いて吃驚してるんです。
母は認知症ですが、時々まともになります。で、昔の話をよくするんです。これは両親と同居してた祖母が母にした話なんですが・・・・「この人(父のこと)はこんな大人しい顔をしてこんなこともするんだよ」と前置きして・・・・
母が父と結婚する前に、小遣いの足しに複数の「ウサギ」を飼ってたらしいのです。ところが、そのウサギ小屋(日本人の家ではなくて本当のウサギ小屋です)に猫が侵入して、ウサギが襲われ殺されちゃったのです。で、怒った父はその猫を殺してしまったのです。
両親が結婚して最初に兄が生まれその5年後に私が生まれます。当時我が家では鶏を飼ってましたので鳥小屋がありました。やがて物心ついた幼い私は、見たことも飼ってもいない「ウサギ」の絵ばっかり描いてたんです。もう紙と鉛筆があればウサギばかり。鶏の絵なんか描きませんでした。
実物のウサギなんて見たこともないのに。で、襖にもウサギを描いてしまったり、母の着物の帯板を「ウサギ」だらけにしてしまったんです。鉛筆なので母は叱りもせず気にせず使ってましたが・・・・。で、まあ、何故あんなに私が「ウサギ」に執着してたのか50年近く経って理解できたような気がしました。私が昔貰ってきた子猫はウサギのように真っ白で尻尾もウサギのように短い美猫でした。
父の猫嫌いの理由も判りました。まあ、でも、今は、実家の軒下に来る野良猫にごはんをやったりはしてますが・・・飼う気は無さそうです。
私は今、障害がちょこっとあったり(脚力が弱くて高くジャンプ出来ないし慢性副鼻腔炎でずびずびが止らない)する猫や(写真の猫です。あ~ジャンプが出来ないのは体重のせいじゃないのかと思われそうですが、スリムな子猫の時からそうでした。レントゲン撮ったら後肢が発育不全だったのでした)不治の病のキャリアだったりする猫と同居してますが・・・・二匹共、元は野良猫です。まあ、こういうハンディキャップのあるちょいと手間のかかる猫たちと出逢ったのも、何かのご縁でしょうから、最後までお付き合いする決意ですが。(まったく、二匹とも癌になって手術になったのには焦りましたけど・・・ペットはお金がないと飼えないですね。健康保険使えないし)ま~父も昔、結婚後に大きな手術をしてるので、もしあるとしたら猫の祟りはそこで終わってると思いたいです。でも、猫が祟るなんて器用なことはあまりなさそうですけどね。ウチの猫を見てると「こいつら祟り方なんか知らんのだろうな~。まあ知ってても困るけど」などと思ったりしてます。っていうか、野良だったのを拾って病院に連れていったりしてウチのお猫様にしてるんだからさ~いつか恩返ししてね~でも恩返しできるほど器用でもなさそう・・・。まあ期待せず待ってるよん。