次男が小さいころ1歳くらいかな、左腕脱臼してお世話になったのが始まりで
その後は旦那の持病が出て(下血)その次男の運転で日曜の夜に連れて行ったり(月日の流れは速い)
でもよもや私自身がお世話になるとはねと思ってた。
点滴2本目を打ってたら、隣のベッドが騒がしい。
私のベッドは一番奥だったんだけど、だから隣は私のベッドの手前ですが、年配の男性が横たわってました。
江戸川わたるさん(仮名)って方だったんだけど、私は彼の姿を見て吃驚!
浮腫んでるの!すごく!脚とかしか見えなかったけど!奥様らしき人が付き添ってた。
点滴して横になってるとカーテン越しに声やナースとのやりとりが聞こえてくる。
どうやら、別の病院から移送されてきたらしい(最初の病院じゃ手に負えなくて)
移送中に点滴の針がずれて液が漏れてしまったらしい。
で、新しい血管は足から確保するという。
でも「シャント」用の血管は残さないといけないのでとか聞こえて
「シャント?この人透析してんの?えええ?」心の声
ナースとのやりとりも声がくぐもってて呂律が回ってないみたいで全然聞き取れない。
ナース「大腸内視鏡と胃カメラもありますね」と家族に説明。
「うはぁ~・・・大変だわ・・・」心の声
ナース「身体動かしますね。あ、半身動かないんですね。大変ですけどよいしょ」
「半身麻痺?脳梗塞までやってんのか?ひぇ~」心の声
腎不全で脳梗塞で大腸と胃の内視鏡って・・・そりゃ浮腫んでるわけだわ・・・
いや・・・こういう人が隣にいるなんて・・・たまんねーわ・・・
私が点滴終わったら、江戸川さんはもういなかった。
途中でベッドごと運ばれて帰ってこなかった。
多分ICUあたりに移ったか、内視鏡検査に行ってしまったのだろう。
人間って一個悪いところが出るとどんどん悪いところが増えるんかなと考えてしまった。
私はこの病気きちんと治そうと思った。