自室で眠ってましたら、突如「もの凄く生臭い臭い」で目が覚めました。
魚の匂い。猫のウェットフードのような。
豆球電灯を点けて上半身を起こす。
周囲に(部屋は散らかってますが)ナマモノは無いし・・・と!
私の耳にどこからか聞こえる音がします。
ぽぽぽぽぽぽぽ・・・と連続して聞こえます。
何じゃ?
布団から出て階段の明かりを点けて階下に降りる。
キッチンにある猫餌の入ってる戸棚を見る。扉は閉まってる。時計は4時半を指してる。
念のために孫の手で閂をする。音は背後の風呂場方向から聞こえる。
廊下を風呂場に向かって歩き脱衣場の扉を開ける。
そこにある洗面台の水道の蛇口から水が出しっぱなしになってる。しょぼしょぼ音を立てていつから流れてたんだろ?
「音の正体はこれか?」蛇口を閉める。音は止まる。
せっかく起きたのでトイレに入り手を洗ってきちんと蛇口を締めたの確認して自室に戻る。
部屋に入ると、あの生臭い臭いは消えてる。
布団の上にみーこが寝てるので、みーこの口元に鼻を近づけて匂いを嗅ぐ。
何の匂いもしない。
結局、あの匂いの正体は判らないまま、二度寝したら朝眠かった。
水道代、請求が増えなきゃいいけど・・・犯人は多分夜中にトイレに入った姑が水道の蛇口をちゃんと閉めずに寝ちまったのだろう。
つんぼだから水音も聞こえないからね。はぁぁぁぁ・・・迷惑な話。