お人形と同じ部屋で寝起きしている私

お人形好きでけっこう沢山持ってます。専用ブログもあります。こっちでは家族と猫2匹と他の趣味や暮らしぶりなど語ります。

き・・・金閣寺とキンカクシ

2011-11-24 00:20:21 | 日常生活、もしくは趣味
宮本亜門演出、三島由紀夫原作の舞台「金閣寺」のチケットの抽選を申し込んだので、一応おさらいに、原作を読み直してみました。いやぁ~高校のときは必須だった小説でしたが、あの頃の田舎娘にはちょっと苦しい小説でしたね、きっと。だって情景の描写が全然頭に入ってこないんだもん。精々「新京極の喧騒」程度でしょう、浮かぶのは・・・。

それが、ここのところ、毎年のように京都に足を運んでいるので、私の読書はまず頭にスクリーンを張って舞台装置を作って、登場人物を配置して動かすやりかたなんで、舞台の情景や登場人物の服装とかが決まらないと、読んでも頭に入ってこないんですが・・・今回は実に「あら、こんな作品だったのね~」ちゅうくらい見事に私の目の前に画面が広がって行くのでした。

ブータンの王様と王妃様が金閣寺を訪れたときは紅葉してたけど雨だったですが、案内のご住職にさっとお二人が傘を差しかけたのを皆様感動なさってたけど、仏教国のブータンでは御前さまは尊敬の対象なんだから当然の振る舞いとも思われますが、ご住職も感動されてたけど、それだけ今の日本の御前さまが尊敬されてない証拠になってしまいましたね。ちと恥ずかしいぞ。

さて「金閣寺」は三島31歳の時の作品で、格調の高い見事な文体で金閣寺を燃やしてしまうまでの青年僧の心情を描いておりますが、さっさと読めば2日で読めそうなのを、じわじわと味わいたくて、じっくりと読んでます。幻想が現実に破壊されて行き、壊れて行く主人公の壊れ方に妙な説得力があって、それが作者の目論見通りに進行していくのが、なんとも心憎いです。脇役たちのなんと魅力的なことでしょう。

と感動してたら、我が家のキンカクシならぬ1階の水洗トイレが詰まってしまいました。何故か次男が対処方法を知ったたので、電話してやってみたのですが、少し「ごぼごぼ・・・」と音がしたのですがダメでした。どうやら義母が詰まらせてしまったらしいのですが、一体何をしたというのでしょう?判りません・・・今の人はキンカクシなんて言葉も知らないんだろうな~またひとつ駄洒落のネタが消えようとしております。談志さんも亡くなってしまいましたね。凄いチェーンスモーカーだったので咽頭癌だったそうですが・・・・・申し訳ないけど、喫煙者の健康保険料は倍くらい徴収して欲しいもんだと思います。喫煙は緩やかな自殺行為ですし、伏流煙は緩やかな殺人です。
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