お人形と同じ部屋で寝起きしている私

お人形好きでけっこう沢山持ってます。専用ブログもあります。こっちでは家族と猫2匹と他の趣味や暮らしぶりなど語ります。

デンマーク戦を実況中継で観てた老人(認知症との生活)

2010-06-25 21:42:41 | 日常生活、もしくは趣味
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いやぁ~やはり深夜の3時からですからね。さすがにうちの旦那は観ませんでした。だから日本が勝ったってわけでも無いとはおもいますが、まるで無関係ってこともないでしょう、ぷぷぷ・・・・。

しかしこのデンマーク戦、実況中継で深夜に観てた人がいるんです。それは一体誰って?・・・・私の父です。85歳の老人です。脳梗塞と糖尿の持病があるんですが・・・・そんな人間が深夜にワールドカップなんか観てていいのか?よっぽど好きなのか?最年長のサポーターなのか?興奮して頭の血管は大丈夫なのか?って大丈夫なわけありませんから。

じゃあ何で深夜というかもはや朝方までそんなエキサイティングな番組なんか観てるんだっていうと・・・母がまた深夜にごそごそ始めてしまって、途中で目が醒めてしまった父は仕方なくテレビを点けたら、な~んとデンマーク戦やってたってわけで。結局最後までお付き合いしちゃったと・・・・

今日、実家に電話したら父が出て、そういうわけで眠くて仕方がない・・・・とぼやいてました。
「まずいじゃないの?睡眠不足で血圧上がって血管切れたら困るよ~」と私がいうと「おお、そうなんだ血圧が上がっちゃったんだ。困った」

一昨日、実家に電話して母と喋ったのですが「目がくちゃくちゃする。気持ちが悪い。医者に行っても年寄りだと馬鹿にして薬も出してくれない」と何度もいうので「別の医者に行きなよ~もっとちゃんと診てくれるよ」と何度も言うのですが「億劫」としか言わない。「歩いて行ける所にあるんだから気晴らしにも兼ねて行ってみなよ」と言ったら「気晴らしなんてする気が起きないんだよね~。テレビも新聞も見たくないし。ああ、もう長く生き過ぎたよ~早くお迎えが来て欲しいよ~もうこんな状態で生きてるのは嫌だわ~」・・・・ってあんたそれ、立派な「鬱!」ですから!残念!(あ~また古いギャグを使ってしまった。歳がばれる)

そういえば、2ヶ月くらい前から、昼に電話すると父が「ばあさんは寝てる」ってよく言ってたな~。
私は「そうか。そうやってだんだんと衰えてお迎えが近くなるのかな、なんだか悲しいな・・・そりゃ自分の親だし。ふつうに行けば私より先に逝ってしまうのは覚悟しとかなきゃ」とは思ったのですが・・・・どうもそういったわけでもないらしい。

「鬱」になると活動が鈍くなって、もう動きたくなくなるんですわ。布団から出たくなくなる。風呂に入らなくても、顔も洗わなくても歯も磨かなくても平気ちゅうか、それさえも「めんどくさくなる」ああ~どうやら認知症から来る「鬱状態」になってしまったようです。これは治療のプログラムをちょっと修正していただかないといけません。一応認知症の薬は飲んでるようですけど。

会社の食堂で食事をしたあと、何気に時間を確認しようと携帯を見たら、着信が入ってて、見ると父からでした。
早速、掛けなおして、勤務中は携帯に出られないからごめんねと謝ったのですが、「ばーさんがまた行方不明になってしまって、美容院予約してたのキャンセルして、眼科に行ったらしくて今さっきやっと帰ってきた」と言うではないですか。
だからさ~キッズケータイでも持たせればいいんですよ。GPSで探せますから。本気で考えなくてはいけないね。爺さん吝嗇なのでいい顔しなかったけど、自分だって不安になると血圧上がって困ると思うよ。

な話ではなくて、これも困った話です。徘徊ではなくてちゃんと本人には目的があって姿をくらますのでしょうが、何も聞かされずに行方をくらまされると、やっぱ「徘徊?」かと慌ててしまうわけで、父は呆けてきてる母に、けっこう依存してるところもあるので、突然消えられたら、血圧が上がってしまいます。呆けた婆さんと脳梗塞で倒れて寝たきりの爺さんになってしまったら、それはそれで怖ろしいです。でも世間ではこんな夫婦や家族は沢山いるでしょうけど。だからといってこれは「お宅だけじゃないのよ、困ってるのは」と相対化して他人に判断されちゃっても不愉快です。実際に困ってるのはうちの老親たちなんですから。

なので父に「今度病院には私も付き添ってあげるよ」と言ったら最初は「いい。俺が付いてくから」と言ってたのですが「だって、付き添うだけで、ばあさんの症状とか困ってる状況とかしっかり説明して相談できる?ありゃ認知症からくる鬱に入ってるよ。そういう説明とかできる?」と言ったら「やっぱり来てくれ」となったので来週いってきます。

その前に、まず病院に電話して「本人を外して、担当の先生と相談したいんですが、出来ますか?」と言って、事情を説明したら、受け付けてくれた女性が「担当医に伝えておきます」と言ってくれたので「宜しくお願いします」と頼んでおきました。
もうね~電話するとさ~父が小さな声で「昨夜もばあさんが・・・・あ、戻ってきたから聞こえるとうるさいから切る」ですよ。信じられませんわ。

私に一体何がどこまでできるんだろう・・・。考えると悲しくなります。親のそんな姿は見たくなかったけど、現実はしっかり受け止めなければなりませんからね・・・・。私の鬱がなんとか持ち直してきてるところなのになぁ・・・・。ま、しゃ~ないか。相手は認知症と鬱と脳梗塞と糖尿病のダブルコンボだもんな。それに徘徊が加わったら・・・あ~想像するだけで怖ろしい・・・。

さーせん!タイトルだけでいらっしゃった方、デンマーク戦はハイライトでお楽しみ下さい。私も俄かサッカーヲタやってます。パラグアイ・・・・強いです。つーか決勝トーナメントに残ったチームはどこに当たっても強いに決まってますが。

あ~それにしてもフランスとイタリアの沈没は追い風となるでしょうか?マラドーナ監督がいつピッチであのスーツを脱ぎ捨ててその下に用意してるユニホーム姿に変身して登場するか楽しみです。どこを撮ってもキュートなマラドーナ監督。今回のワールドカップのマラドーナ写真集が出たら絶対買います(出ないってば、そんなの)
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