森にうずくまる

写真を通して主に変形菌、花、昆虫などの生き物や自然風景を投稿します。
(ホソエノヌカホコリ)

奥山にて(2)

2024-03-11 16:20:50 | 風景 植物

 今日は日差しも強く、昼間にかけて暖かくなり、防寒服では汗ばむくらいになりました。いつもの公園に行ってきましたが、やはり年々昆虫類の姿が少なくなり、暖かいのに寂しい春です。温暖化のせいもあるのでしょうが、この公園でも今月中旬に「雑草抑制剤」と称する除草剤を散布する旨看板が立っていました。

 どこもそうでしょうが、秋の終わり頃公園では野草などを強く刈り込み、初春にはこうやって薬剤で草が生えないようにします。そうすると生き物たちの餌がなくなり生きていけなくなります。

 いろんな意見があるでしょうが、私は植物や昆虫、動物などお互いにバランスをとりながら生きているのに、この薬剤散布のような過度に自然を阻害して良いのか、残留薬害はないのか疑問に思います。

 つい真面目に意見を言いましたが、前回に引き続き同じ被写体をフルサイズで前回の翌日に撮影した写真を投稿します。梅、ミツマタは望遠、地衣類、苔はマクロ、風景は標準ズームで撮ってます。画質は望遠系は400KB前後、マクロは300KB前後、風景は1MB前後に縮小してます。

 

 

 

 

 

 

 ウグイスゴケ、柄がウグイス色から名付けられた。

 

 徐々に拡大していきます。

 

 

 

 F2.8

 

 F3.5 微妙な違いがあります。

 

 少し上からの角度で撮影、背景が変化します。

 

 

 切られた枝にも付いています。

 

 苔の胞子体、種不明。

 

 杉の枯れ葉からサイズ感が分ると思います。

 

 シラヒゲゴケの仲間?

 

 SS1/50、ほぼ肉眼で見た絵。

 

 SS1/5、流れをスジ状にした。

 

 SS1/500、流れを止めた?

 

 SS0.3秒、苔も生えとりました。ってやつ。

 

 少し位置をずらし、倍率も変えてます。

 

 前回、含みを持たせた画像。よろしければ前回のと見比べてみて下さい。

 

 おまけです。SS1/1250。

 

 SS1/4。

 フルサイズはやはり描写が緻密だと思います。ただ欠点は本体もレンズも重たいです。

 そして、マクロ画像のボケはとろけるような描写になっていて美しいと思います。

 私が使っている3/4はマクロの拡大率が大きくて、1,2mmくらいのものでも大きく撮れます。

 それに何より軽いです。

 ほんとは使い分けしたいところですが、両方もってウロウロするにはもう体力が追いつきません(´д`)

 撮影の終わり頃、邪魔な葛(かずら:下から3枚目の画像)の位置をずらそうとして、流れまで降りていったところ、足が滑って流れにボチャンと落ちました。右足だけ濡れて怪我もなく済みましたが、スマホの電波も届かない所ですので危なかったです。今後はお歳を考えて無理しないように思い、反省の一日でした。とさ

 

 

 

 

 


奥山にて(1)

2024-03-07 23:21:20 | 風景 植物

 最近は雨が多く、ちょっと暖かくなったかと思えば、すぐに天気は崩れ寒くなったりして、体調を保つのも大変です。なので生き物たちにも会いに行けず、さらに今日はすこしきやんごとなきことにて投稿が遅くなりました。 な~んてカッコつけましたが、やはり外で活動できなのは精神衛生上良くないですね。

 で、先日寒い日に車で40分くらいの山間部(標高300~400m)へ行き、小雪舞う中、植物、地衣類、苔、渓流の風景を撮影してきましたので投稿します。枚数が多いですが我慢して下さい。

 

 最初は樹高も高く、ヤマザクラかとも思いましたが、梅でした。沢山鳥が集まっていましたが、すぐに逃げていきました。

 

 ミツマタとのコラボ

 

 蕾もありますから、まだまだ咲きます。

 

 奥の方でミツマタの大きな群落を見つけました。まだ十分咲いてませんので、もう少し待ちますが、

 手前には咲いている木もありました。

 

 奥はまだまだです。

 

 黄色の花はあまり撮りませんが、ミツマタは撮ろうという意欲が湧きます。

 

 別の場所です。数年前から場所は知っていてこれまでにも撮ってきました。陽当たりがいいのか良く咲いてました。

 

 渓流が近いせいか苔むしてます。倒木に生えていたウグイスゴケという地衣類のようです。

 

 長く柄が伸び先端に紅色の子器を作るそうです。

 

 スタンダードな渓流写真。

 

 苔も生えとりました(方言)

 

 この写真は次回の写真と比較してもらうために掲載しました。

 今回はすべてマイクロフォーサーズで撮ってます。安物の中古の広角レンズも使用しました。

 安かった割には写りはまあまあです。だけどやはり3/4(マイクロのこと)はなんとなくボンヤリしているように思います。次回はフルサイズで撮った写真を投稿します。

 長~くお付き合いありがとうございました。

 あ~疲れた!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 


公園にて(2)

2024-03-05 17:06:05 | 花 昆虫

 今日も一日雨、写真整理にはうってつけの時間。Jazz Balladsでも聞きながらPCに向かってます。

 さて、今回も前回の続きで、いつもの公園で見かけた生き物たちを投稿します。

 ただし、すべてマイクロフォーサーズで手持ち撮っていますが、どうもピントがシックリしません。

 深度合成でもすれば何とかなりますが、手持ちですのそうもいかずスッキリした画像ではありませんが

 機材の使い分けを考慮しなければなぁ~などと思っています。

 

 半日陰のコンクリート柵の裏側にへばり付いていたミナミアオカメムシの白化型。

 

 これも柵の外側の撮影しにくい場所に付いていたムラサキナガカメムシ、体長3mmほどでちっちゃなカメムシ。

 

 その頭部。これでも頑張って手持ち深度合成です。

 

 同じ柵に付いていたタチヒダゴケという苔。顕花植物に例えるなら葉の部分。柵の上なのにツヤツヤ肌。うらやましい(T-T)

 

 何やらドングリみたいものが・・・

 

 ドングリの下も緑の部分と帽子の部分を併せて、朔(さく)というそうです。帽子の部分はそのまま帽(ぼう)といいます。帽はやがて脱落して胞子を出します。過去の苔の投稿で朔といってた部分は帽のことです。どさくさにまぎれて訂正いたします。

 

 クレムリン? やや成熟したコロニーでしょうか?

 

 さて、陽だまりに行くとアザミが咲いていました。

 

 ニホンアマガエルもいました。

 

 オオイヌでは何やら黒い小さな虫が、クロハナケシキスイだと思います。特徴的な触角末端節が丸いのが分ります。

 

 これも体長3mmくらいしかありません。花柱によじ登って一所懸命に花粉を食べています。

 

 カエル以外はあまり目にしない生き物たちですよね。今日は啓蟄でした。もう盛んに動いています。

 次回は山間部の花と風景写真を投稿します。

 


公園にて

2024-03-03 22:43:36 | 風景 昆虫 植物 蜘蛛

 今日は、また寒くなり久しぶりに車で40分くらいの山間部まで出かけ、小雪の舞う中撮影してきました。

 今回は先日言っていた陽だまりの野原などで撮影した生き物たちを投稿します。暖かい日の陽だまりは春ですね。綺麗に撮れてないし、枚数が多いですが気長に見て下さい。

 

 オオイヌとフラサバのサイズ感がわかりにくいとのことでした。左の枯れ葉は10cmほどです。

 右側の薄ブルーの大きい方がオオイヌです、その右の小さいのがフラサバです、共に蕾ですが、何となく大きさが分ると思います。

 

 クサイチゴの蕾です。これから咲いてやがて実を付けます。

 

 ハリガネゴケだと思います。胞子には朔が付いてます。

 

 朔を上から見たところ。この後剥がれ落ちるようです。

 

 苔の群落の中にハハコグサのような葉に付いていた水滴、どうやってこんなにも丸くなるのかな?

 

 すぐ近くにもこんな水滴が、やはりまん丸です。

 

 さて野原の陽だまりへ移動したら、オランダミミナグサが咲きそうでした。

 マイクロで撮りましたが、なんだかシャープに撮れません。

 

 オランダミミナグサの花の中に花びらが抜け落ちたようなものがありました。

 これもよく分りませんが、面白い形をしています。

 

 ヒメウズという花のようです。下の方にアブラムシがいます。越冬したものかもしれません。

 春には羽のついたアブラムシが発生します。

 

 アブラムシがいるので、ナナホシテントウも食事に忙しそうです。

 

 ジ~っとこちらをうかがっている珍客です。むしろこちらが侵入者かもしれません。

 

 キランソウも咲いていました。

 

 ハルノノゲシです。

 

 ホトケノザではアメバチの仲間が休んでいました。彼らは狩人です。

 

 オオイヌではハナアブの仲間が訪花して、盛んに花粉をペロペロしてました。

 ちゃんと、前足(前脚)で雄しべの花柱を支えています。

 

 小さなハエです。どうやらブユのようです。私はこいつに散々な目に遭っています。

 吸血バエです。

 

 最後は3mmほどの小さな蜘蛛がいました。種類が分らないのでググってみたらErigone と出ました。

 日本には10種ほど分っているようですが、私には種名は分りません。ただ、面白いのは触指といって、昆虫でいうところの触角のようなものが、ボクシンググローブのように見えますよね。

 若い♂はここが細いそうですが、成熟すると膨れてここに精子を溜めて、♀に受け渡して交尾?が成立するそうです。ペニスを持たない蜘蛛はそうやって子孫を残すそうです。面白いですね。

 以上です。春になると忙しくなりそうです。最後まで見てくれてありがとうございました。