ちぐはぐな情報保護

個人情報保護法が議論になっていますが、ちぐはぐな点がたくさんあります。

公務員が故意に情報を漏らすと、刑事事件になるのに、
ウィルスに感染して情報を流出させても、
減給程度の処分で済むのが、ちぐはぐです。

誰でも住民基本台帳を閲覧できるという現状の制度は、
名簿屋のためにあるようなものです。
住民基本台帳の閲覧が悪用されて、一人暮らしの女性が襲われる事件が起き、
やっと規制されるそうですが、対応が遅すぎます。

ヤフーBBの個人情報流出事件がきっかけで、被害者へのお詫びは、
500円の商品券という相場ができてしまいましたが、安すぎます。

一部分の金融機関で、生体認証やワンタイムパスワードの利用が、
有料というのは、せこいです。

さて、私は、会議などで秘密のデータを持ち出す必要がある際に、
暗号機能付きのUSBメモリーに保存して、
インターネットに接続されていないPCで開いています。

情報保護のためには、罰則や倫理教育だけではなく、
セキュリティー技術の導入と研修が重要です。
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