京都2日目のお昼は、菊乃井本店に行って参りました
こちらは、【ミシュランガイド関西2017】にて三ツ星の評価をとられたお店です
『おいでやす~~』と招かれながらいざ入店
さすが 舞子さんや芸子さんも来られる料亭という感じです
大正元年に料理屋として創業された菊乃井
料亭は大人のアミューズメントパーク
今から時間と空間全て、京都の四季の風雅、四季がめぐんでくれるおいしさを楽しんでまいります
お品書きです
見ただけでは難しくてわかりません・・・
【八寸】
一品目はこんなお目出たい装いで現れました
因みに、下にありますのはひょうたんで出来た盃
ちょこっとお酒を頂きました
開くとこんなに綺麗なお品の数々
オレンジと黄色の紅葉は、イカで出来ているんです
真ん中にあしらわれている松の葉も何と 素麺を揚げている一品
唐墨etc.が入っている籠も昆布で出来ているので、赤い紅葉以外は全て美味しく頂きました
【向付】
明石で採れた鯛と小鮪のお刺身です
う~ん 新鮮
【蓋物】
甘鯛の粟蒸し 回りの緑の餡は、菊菜(春菊)です
この餡を作るにあたり、料理人の方が色々な野菜を使って試行錯誤した結果、菊菜に決定したそうです
菊乃井だけに菊菜を使うあたりが・・・憎いですね
【焼物】
かますの杉板焼きです すだちをジュッと絞って頂きます
左下の甘い胡桃の飴煮を箸休めに
【酢物】
四角い黄色いものは・・・果物の柿です
酢の物に柿って合うんですね
【強肴】
うずら鍋です
うずら鍋って何 うずらの肉って事 そんな気がする と分からない者同士が知恵を出し合って話し合っていると・・・
仲居さんが『うずら鍋とは、うずらの卵の大きさの鶏団子の事です。中に軟骨も入ってます』
と、まるで会話を聞いていたかの様なタイミングで現れ、説明してくださいました
土鍋の下には炭が置いてあり、お鍋の中はずーーーっと火傷しそうな位の熱さを保ってました
因みに、右下のレンゲは通常よりもずっと小さめ
その理由は、舞子さんがおちょぼ口で頂けるようにとの事
【御飯】
もち米の上に、いくらが乗ってます あ~~~ 美味です~~~
松の葉に刺してある黒い豆は、大徳寺納豆という納豆
濃厚で、一粒で食べ応えのある、食べた事がないお味の納豆でした
【止椀】
白菜すり流しです 白菜のお味と出汁が相まって、これでもかっっっという位、いいお味が出ていました
デザートの前のお口直し的な甘い物 お腹いっぱいなのに、入るものですね
【水物】
代白柿を菊乃井の料理人の方が、一番美味しい状態になるまで丁寧に熟させているそうです
切り口にはブランデーがかけてあり、うーん 大人の味わい
今回、せっかく京都に行くならば という事で老舗の料亭にお邪魔してみましたが、
雰囲気、お味、料理の美しさ、おもてなし・・・どれをとっても最高のお店でした
奮発して行った甲斐があります すごく良い思い出になりました
まだまだ京都の旅は続きますよ~