ネクサス(江南市の勉強のやり方専門塾)の塾長の伊藤です。
いきなりですが、自由進度学習って知ってますか?
ネクサスにも生徒が通っている、ある中学校が自由進度学習というものを取り入れ始めました。
ここで少し、自由進度学習というものについて触れておきたいと思います。
まず、私が自由進度学習を知ったのは、蓑手さんの本です。
こちらです。
内容は割愛しますが、恐らく保護者の目には
「え?ただの自習?」
って映っていると思います。
もちろん、ちがいますが、現実にはそう見えても仕方がないでしょう。
学校がいろいろチャレンジするのは確かによいことです。
しかし、現実、というか学習者である子どもをちゃんと見てないと、この手の取り組みはまず失敗します。
本当にその取り組みに学習効果があるのかを見極めることです。
世間では、PDCAサイクルとかOODAとか呼んだりしますが、、、
まったくできていない学校がほとんどです。
例えば、大口学びスタイル。
数年前まで大口町が進めていた、「○○スタンダード系」と呼ばれる授業形態です。
ところが、最近は、耳にすることがありません。
止めてしまったのでしょうか?
・発表者の話を聞くときは発表者の方を向く
・ハンドサインで自分の意思・考えを表す
等々、学びの本質ってそこじゃないですよね?
大口学びスタイルの是非については、こちらの記事が参考になると思います。
【大口中学は平均以下】全国学テの結果「大口学びスタイル2019」ってなんじゃこれ!?
さて、本題の「自由進度学習」とはなんぞやという話をここで説いても仕方がないですが、結果的に「ただの自習の時間」になってしまっているのには、いろいろ理由があります。
そもそも、自由進度学習を始めますといっても、それまでの「種まき」ができているかどうかが大切です。
いきなり、子どもたちに「教科書を読んで各自のペースで勉強を進めてください」といっても、今まで学びの「ま」の字も教えてもらってない子たちができるわけがありません。
案の定、
教室の後ろの方で他ごとをやっている子。
何人か集まっておしゃべりをしている子。
やるように指示した内容とは全然ちがうことをやっている子。
やろうとは思っているけど、やり方がわからず全然できない子。
まさに地獄絵図です。
進学塾に通っていたり、自分のペースで勉強ができる子にとっては願ったりかなったりの「授業?」かもしれませんが、最適なアシストが必要な子にとってはただのおいてきぼりです。
まあ、これも過渡期だから「いちいち目くじら立てるな」と言われればそれまでです。
が、
これで結果が出なかったら学校はどう責任を取るつもりなんでしょうか?
教育って、テストの点数のような目に見える成果が全てではないですが、確かな実践なら必ず目に見えた成果が現れます。
子どもが主体的に学ぶようになったとか、他校と比べて子どもたちが生き生きとしているとか、学力テストで高い成績を残しているとか、、、。
自由進度学習というと聞こえはいいですが、これが本当の主体的な学びにつながるのか、それともただの自習に終わるのか。
まさに、鬼が出るか蛇が出るか?
もう少し、様子を見たいと思います。
■江南ネクサスの空席状況をチェック
・学年ごとの曜日・空席状況がチェックできます
いきなりですが、自由進度学習って知ってますか?
ネクサスにも生徒が通っている、ある中学校が自由進度学習というものを取り入れ始めました。
ここで少し、自由進度学習というものについて触れておきたいと思います。
まず、私が自由進度学習を知ったのは、蓑手さんの本です。
こちらです。
内容は割愛しますが、恐らく保護者の目には
「え?ただの自習?」
って映っていると思います。
もちろん、ちがいますが、現実にはそう見えても仕方がないでしょう。
学校がいろいろチャレンジするのは確かによいことです。
しかし、現実、というか学習者である子どもをちゃんと見てないと、この手の取り組みはまず失敗します。
本当にその取り組みに学習効果があるのかを見極めることです。
世間では、PDCAサイクルとかOODAとか呼んだりしますが、、、
まったくできていない学校がほとんどです。
例えば、大口学びスタイル。
数年前まで大口町が進めていた、「○○スタンダード系」と呼ばれる授業形態です。
ところが、最近は、耳にすることがありません。
止めてしまったのでしょうか?
・発表者の話を聞くときは発表者の方を向く
・ハンドサインで自分の意思・考えを表す
等々、学びの本質ってそこじゃないですよね?
大口学びスタイルの是非については、こちらの記事が参考になると思います。
【大口中学は平均以下】全国学テの結果「大口学びスタイル2019」ってなんじゃこれ!?
さて、本題の「自由進度学習」とはなんぞやという話をここで説いても仕方がないですが、結果的に「ただの自習の時間」になってしまっているのには、いろいろ理由があります。
そもそも、自由進度学習を始めますといっても、それまでの「種まき」ができているかどうかが大切です。
いきなり、子どもたちに「教科書を読んで各自のペースで勉強を進めてください」といっても、今まで学びの「ま」の字も教えてもらってない子たちができるわけがありません。
案の定、
教室の後ろの方で他ごとをやっている子。
何人か集まっておしゃべりをしている子。
やるように指示した内容とは全然ちがうことをやっている子。
やろうとは思っているけど、やり方がわからず全然できない子。
まさに地獄絵図です。
進学塾に通っていたり、自分のペースで勉強ができる子にとっては願ったりかなったりの「授業?」かもしれませんが、最適なアシストが必要な子にとってはただのおいてきぼりです。
まあ、これも過渡期だから「いちいち目くじら立てるな」と言われればそれまでです。
が、
これで結果が出なかったら学校はどう責任を取るつもりなんでしょうか?
教育って、テストの点数のような目に見える成果が全てではないですが、確かな実践なら必ず目に見えた成果が現れます。
子どもが主体的に学ぶようになったとか、他校と比べて子どもたちが生き生きとしているとか、学力テストで高い成績を残しているとか、、、。
自由進度学習というと聞こえはいいですが、これが本当の主体的な学びにつながるのか、それともただの自習に終わるのか。
まさに、鬼が出るか蛇が出るか?
もう少し、様子を見たいと思います。
■江南ネクサスの空席状況をチェック
・学年ごとの曜日・空席状況がチェックできます