ファゴットが届いた

チェコのリグナトーンというメーカーだ。ヤフオクで税込75600円で落札。いくらジャンクとして出品しているとはいえ、安過ぎ！

Amatiのファゴットに似ていると思い、調べたらリグナトーンという会社名でも作っているとのこと。

木目が非常に美しい！
新宿に日本ダブルリード株式会社（略称JDR）というオーボエ・ファゴットの専門店がある。この店は有名で、世界中の一流メーカーのダブルリードしか扱わない。しかもJDR仕様というものが用意されていて念入りに再検品・調整が行われている。
JDRが扱うメーカーにこのAmatiが入っているのだ。だからAmati＝リグナトーンは一流ということになる。

学生時代にヒューラーというドイツのメーカーの安物ファゴットを新大久保のDACで買った時のことである。JDRが扱っているソノーラというドイツの一流メーカーの中級モデルと吹き比べ、どちらにしようか決めたポイントは、抵抗感の有無だ。ソノーラは抵抗がキツすぎた。ヒューラーは全く抵抗感が無く、バリバリでかい音で鳴り、気持ち良く吹けた。しかし、買って10年でいきなり激しい抵抗感が出てきて使い物にならなくなった。ちなみにヒューラーはJDRが扱っていないメーカーだ。全てのタンポを交換してきっちり調整してもらったとしても買った時の絶好調なコンディションが戻るのだろうかと疑問が生じた。


LOW-HとB♭のキー・シャフトなどの取り回しが独特で他のメーカーと見た目が違っている。

だから一目でわかった。あれ？Amatiじゃないのか？と。

リードが付いてこなかったから使えるかどうかわからない。タンポのコンディションやトーンホールのふさがり具合は問題なさそうだが、リードを付けて吹いてみないことには分からない。しかし、ジャンクとして出品されているのにも関わらずベルのリングが割れていないのは奇跡だ。ほとんどの中古品は割れているのだ。

日曜日にでもリードを買いに行こうと思っている。