方形導波管の横辺の長さをa、縦辺の長さをbとすると、遮断波長λ_c=2aの関係が成り立つ。
導波管は遮断波長より長い波長の電磁波は伝送できない。
TE_10モードの場合、電界の状態は
↑ ↑ ↑↑↑ ↑ ↑
の様になる。
E_10の1はx方向に密になる山が一つ、0はy方向に密になる山が0という意味。
導波管内に金属板を横にして上面と下面につけると、コンデンサを縦につないだ回路と等価になり、金属板を縦にして左右につけるとコイルを縦につないだ回路と等価の状態になる。
また、金属板を全周につけるとコイルとコンデンサを並列に縦につないだ回路と等価になる。
【例題】
縦が1.25cm、横が2.5cmの方形導波管のTE_10モードの波の遮断周波数を求めよ。
遮断波長は2×(2.5×0.01m)、
遮断周波数f=c/λ
=3.0×10^8÷0.05=6×10^9=6GHz