工場のベンチでペプシコーラを飲んでいたら、野良猫が寄ってきた。
頭を撫で撫でしようとしたらなぜか避けられてしまった。
でもどこかに逃げようとはせず、俺のいるベンチ付近に留まり続けた。
気まぐれな奴だ。
もしかしてペプシコーラが飲みたくて近寄って来たのか?と思い、地べたに垂らしてやったら逃げてしまった。
ウチのオヤジとその母親である祖母は、猫が大嫌いだ。理由を訊いても納得がいく答えが返ってくることはなかった。
以前、車庫に住み着いた野良猫達にお袋が餌を与えていたらオヤジが怒り、まとめて遠いド田舎の山中に捨てにいったことがある。
また先代の柴犬(狂犬)も猫が大嫌いで、そばを通りかかった野良猫の首に噛みつき、首を振って振り回し、殺してしまったことがある。犬は飼い主に似るとはまさにこのことか!と思った。いや、もしかしたら以心伝心なのかもしれない。