映画版を見た翌日に迎えた
雪組宝塚大劇場公演
『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』
千秋楽ライブ中継
宝塚歌劇らしい作品に
作り変えられてはいても
そこかしこに映画の要素が
散りばめられてるのを
見つけながら観た
ローワー・イーストサイドの
街角の場面の背景に
映画のこの景色が
使われてることや
この人型の弾痕も
別のかたちで出てきたし
ヌードルスとファット・モーが
再会した時に飲む酒を
バーボンにしたのは
アメリカらしさの演出なのか
映画ではスコッチだった
クラブ・インフェルノのオフィスの
イチジク形のパンチするやつも
ちゃんとぶら下がってたし
ヌードルスのこの服装も
そのまま
ただ
映画は映画だから
暴力描写も性描写も生々しくて
デボラがヌードルスを拒む場面も
見ていてつらかった
小池先生は
ヌードルスの男としての
激しい思いを
赤いバラで埋めつくされた部屋と
「真夜中にひとり」に
込めたのかなと思う
赤いバラは
映画の中にも
1度だけ出てくる
初老のヌードルスが
30年振り（35年振り？）に
デボラと再会する場面
デボラの楽屋に
赤いバラが飾られてる
小池先生は
このバラから着想して
ヌードルスとデボラが
会う時はいつも
赤いバラを登場させることにしたのかも
「アマポーラ」を聴かせるかわりに
少年期の小さな花束
青年期の部屋いっぱいのバラ
中年期の１本のバラ
ヌードルスの
デボラへの思いそのもののような
赤いバラがせつない
ところで
少年期 青年期 中年期が描かれる
ヌードルスたちの年齢が
実際は何歳なのか
気になるところ
マックスは
1905年生まれ
コックアイと
パッツィーは
1907年生まれ
ヌードルスが
その中間の1906年生まれと
仮定すると
1922年（少年期）16歳
1932年（青年期）26歳
宝塚版では
最後のヌードルスは
青年期の25年後だから
51歳ということになる
映画では
35年後となっていて
61歳
まさに初老なわけだけど
ヌードルスが
ベイリー氏となったマックスと
再会するとき
映画では＂ベイリーさん＂としか
呼ばないのに対して
宝塚版では＂マックス＂と呼ぶ
映画では
ベイリー氏には息子がいて
ヌードルスと同じ
＂デイヴィッド＂と名付けられてたり
ヌードルスが少年時代を回想したりして
互いに友情を持ち続けてるがことが
十分に示される
そのかわりの
＂マックス＂なのかなと思った
そして
立ち去ったヌードルスを
追うようにして
門の外へ出たマックスは
忽然と姿を消し
もしかしてあの中に⁈と思いながら
目で追っていた
目で追っていた
ゴミ収集車のテールランプは
こちらへ向かって走ってくる
若者たちを満載にした車の
ヘッドライトに変わる
ヌードルスやマックスたちが
青春を送った
ひとつの時代が終わり
新しい時代がやって来たことを
象徴する場面
これを小池先生は
ヌードルスの最後のセリフと
ヌードルスが最後に歌う
「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」に
込めたのだなと思った
せつない…
過ぎた日々の♪
全て抱きしめ♪
記憶の彼方に甦る♪
ONCE UPON A TIME IN AMERICA〜♪
ベテラン娘役2人を含む3人が
宝塚大劇場を卒業した
舞咲りん
早花まこ
美華もなみ
エトワールもつとめた舞咲りんは
組長の奏乃はるとと同期
同期からのお花は
専科の華形ひかるが
颯爽と現れて渡した
早花まこのお花は
月組組長の光月るうが
望海風斗の舞台挨拶の言葉が
印象的だった
概ねこんな感じ
陽の当たる場所で
生きることを求めながら
それが叶わなかったヌードルスだけど
この舞台でこうして
こんなにもまぶしい光を
浴びることができました
のぞさん
いいこと言う〜（泣泣泣）
毎回作品にちなんだシメをする
望海風斗率いる雪組
千秋楽は
おりしも節分
鬼ワンスアポン
福インアメリカ〜！
今日は
コックアイを演じた
真那春人の誕生日だった
何歳になったかは
すみれコードでわからないけど
もしコックアイが生きてたら
113歳
せっかくだから
同期3人揃って
・ 。．.・ 。.．。・・.。．．.。。・ ・。..．
当ブログ
下手の長ブログを少しでも簡潔にするため
敬称略となっております
上から目線チックで堪忍！
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