日曜絵かきの散歩道 “doucement,doucement”

日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”

WELCOME TO TAKARAZUKA −雪と月と花と−

2020年10月28日 | Memories of ZUKA
初日が明けて1か月あまり
ようやく月組公演観劇の日が
めぐってきた

ミュージカル
『ピガール狂騒曲
〜シェイクスピア原作「十二夜」より〜』

JAPAN TRADITIONAL REVUE
『WELCOME TO TAKARAZUKA
−雪と月と花と−』


実はこの公演
例によって
ウォーミングアップの
つもりで申し込んだ
第1抽選方式に
いきなり当たった


それが
限りなく千秋楽に近い通常公演で
第2抽選方式やら
先着順方式やら
一般前売りやら
果ては追加販売まであって
公演期間の前半にも行こうかと
かなり迷った


でも
ホストクラブ通い(比喩です)
のこともあって
フトコロが心許ないし
残業残業
Go To ペアレンツで
時間もないので
1回きりの観劇日を
じっと待つことに



それに
期待を遥かに超えて
すごくすごく
すご〜〜〜〜〜〜〜〜〜…く
よかった今だから
逆に(?)
本音を言わせてもらうと



観るまでは
お芝居のタイトルにも
日本物のショーにも
今ひとつ
中年の乙女心に
ぐっとこなかったんである

それが
幕が上がってみれば…



これは失敗したと
まず思った
せめて二度見して
遠くからと
近くから観ればよかった
お芝居も
回数観れば観るほど
おもしろかったに違いない



JAPAN TRADITIONAL REVUE
『WELCOME TO TAKARAZUKA
−雪と月と花と−』

監修/坂東玉三郎
作・演出/植田紳爾

暗い舞台に
いつの間にか
出演者たちが勢揃いしていて
ライトがついた瞬間
そのきらびやかさに
圧倒された



主題歌が歌われる
華やかなプロローグ


続いて
この公演で
初舞台を踏む
第106期生による口上

ショーの一部として
カツラをつけた着物姿で登場



座頭の光月るう(組長)による
紹介に続いて
この回はこの2人

ちょいボケ堪忍
天音ことは



ちょっと誰かに
似てませんか?
波輝瑛斗



絶妙な
ソーシャルディスタンス



こちらにも
掲示あり





第106期生
39名











そして
雪月花がテーマの本編へ



"洋楽での日本舞踊"の
"洋楽"を
なんとなく
洋楽器で奏でられる日本の音楽と
とらえていたら
違った

曲名は思い出せなくても
誰でも一度は聴いたことのある
クラシックの名曲に乗せての
日本舞踊

雪の巻
ヴィヴァルディ作曲
「四季」より「冬」

闇の中に並び浮かぶ
朱色の鳥居が美しかった

悲しげに踊る
専科 松本悠里の
なんと儚げで
なんと可憐だったことか



月の巻
ベートーヴェンのピアノソナタ
「月光」をボレロにアレンジ

厳かに踊る
月の男
月の女

その背後で
細い細い月が
徐々に徐々に満ちてゆく

心震え
思わず涙が出た
中年の乙女心



花の巻
チャイコフスキー
「くるみ割り人形」より
「花のワルツ」

鏡の前の花の男(月城かなと)と
鏡の中の鏡の男(風間柚乃)
ちょっとコミカルな雰囲気の場面

なるほど
男役の誕生を表してたのか と
後でプログラム見て

45分と
短めのショーながら
内容は濃かった



濃いながらもシンプルで
耳慣れた音楽とともに
日本舞踊の美しさを
存分に味わった

女形×男役
日本の素晴らしい芸能
歌舞伎×宝塚歌劇
坂東玉三郎×植田紳爾が
仕掛ける
奇跡のレビュー



このあと
『ピガール狂騒曲』感想
公演グッズ
宝塚歌劇の殿堂の順に
お送りする予定です

・ 。..・ 。..。・・.。...。。・ ・。... 

ネタバレになってるし
観劇の感想はもういいから〜
って言われそうだけど
実はこれを
一番きっちり書いておきたいと
中年の乙女心

その時思ったこと
書きとめておかないと
けっこう忘れちゃうから

中年だもの