日曜絵かきは楽しくて孤独 青空に誘われてつい散歩に
“ドゥスモン、ドゥスモン(ゆっくり、ゆっくり)”
どんつきの庭では
バラがピークを迎えている
種類によって咲く時期が違うから
すでに終わっている木もあれば
まだこれからの木もあるけど
全体として 今がピークかなと思う
館のバラが見事だ
今年は例年よりも
うまく咲きそろったように思う
咲く時期がずれると なかなかこうはいかない
もともと咲く時期の違うバラが
今年の陽気のよさで
そろって咲いたらしい
先に咲きはじめたアーチのバラは
ピークを過ぎたようだけど
まだまだきれい
一方通行になって
写真が撮りやすくなった
たまに逆に歩く人もいるけど
一方通行にしたのは
車椅子がすれ違うには狭いからとのこと
散歩道も どんつきの庭も
完全バリアフリー
車椅子の人も たくさん訪れる
今週も なんとかたどり着いた金曜日
仕事帰りに目医者に行ったら
待合室のテレビで 相撲中継をやってた
稀勢の里と白鵬の取り組み
後ろにいた人が ちょうど呼ばれて
いいところで
とぼやきながら検査室へ
スナフキンさん
検査のときは帽子を取りましょうね
今週も上司は相変わらずだった
朝はろくに挨拶を返さないし
仕事中も無愛想
人によって態度違いすぎ
異動で来た正規のyoung man
若いけど ちゃんと話を聞いてくれる人
外の人の話も 中の人の話も 非正規の意見も
久々に 隣りにman
安全だと思った60代は
そうでもないと知ったから
100ナイ と思ってくれる若い人の方が気楽
100ナイ って
何年も前に半年ほど学校に通ったとき
隣りの席の10歳ほど年下のmanに言われた
まあ私のほうも 100ナイけどね
別の意味で
映画 今頃はあの場面かなと思いながら帰宅
中谷美紀のドラマを見た
街角で自転車に乗った人を見かけた
自転車通勤してるってことだったけど
ここ通るのか
その人は
とても素敵な写真を撮る人
憧れの日曜フォトグラファー
平日に何の仕事してるかは知らないけど
映画の中のThereseも
フォトグラファー目指して
写真を撮る
彼女の作るポートフォリオを
見てみたくなる
自転車の人を見かけたあと
映画館の暗がりに身を沈めた
今週だけ 仕事帰りに行ける時間帯
映画館で見られるのは
今だけだから
まなざしが語る映画
十分に大人の女の
自信に満ちた切れ長の目と
まだ若い女の
従順なまるい目
まなざしは
さまざまな思いを湛え
変化する
つき放すようなまなざしが
再び愛に満ちるとき
少し首をかたむけて
見かえしたまなざしは
いつまでも印象に残る
映画に恋をした と思ったことがある
登場人物ではなく
映画そのものに
また 映画に恋をしたみたいだ
パンフレットを買ったけど
まだ開いてない
自分の中で
気のすむまで好きなだけ
思いをめぐらせてから
開こうと思って
2人の美しさは
映画の中で
この先もずっと 留められる
そう思うと
涙が出そうになる
雨の夜
映画を見た
見終わって帰るとき
いつものもぎりの人に
6月もやってますから
と言われた
?
そりゃあ6月も
何かしらやってるよね
映画館なんだから
と思った
少しあとで思った
きっと わかるんだな
また見るって
雨あがりの夜
また映画を見た
今日は もう1人のいつものもぎりの人だった
よかった
さすがに2日連続は
ちょっと はずかしい