貴州省に住む多く住む苗族、トン族、壮族は、元々はもち米を常食としていたそうです。しかし、もち米は収穫量が少ない事(もち米は、うるち米に比べ 2.3割収穫量が少ない)もあり、政府がもち米から、うるち米への転換を積極的に進めた結果、今では貴州省のこれらの少数民族の間でも、もち米を常食とすると いう伝統的な食生活は廃れつつあるようです。
中国中央TVのドキュメンタリー番組「舌尖上的中国」の第7集では、 . . . 本文を読む
貴州省に住む多く住む苗族やトン族は稲作民族としても知られていますが、貴州省の多くの地域では9月下旬から10月の初旬にかけてが稲の刈入れの時期になるようです。丁度この刈入れの時期は中国の長期休暇である国慶節にも重なると共に、この時期は気候もよい事もあり、この頃は貴州省のトン族や苗族の村には度々出かけました。
貴州省でも、無論地域にもよりますが多くの地域では、田圃で実った稲を刈入れた後、その場で脱穀 . . . 本文を読む
雲南省麗江に住む少数民族の納西族にも紙漉きが伝わっているそうです。納西族が漉いた手作りのその紙は、「東巴紙」と呼ばれているそうですが、その紙の用途は、昔は主に「東巴経」の写経の為に用いられていたそうです。
雲南省麗江は世界遺産にも登録され、国内外から訪れる観光客は今では年間優に1500万人を越えるとの事ですが、近年は麗江を訪れる観光客向けに「東巴紙」で作ったノート、メモ帳、日記帳、カレンダー等様 . . . 本文を読む
貴州省に住む苗族、トン族、ブイ族等の少数民族も紙漉きを行い、紙を手造りしているようです。その原料も、やはり雲南省等同じで、楮、竹等が多いそうですが、貴州省の一部村では桑の樹の樹皮を利用して紙を造るトン族の村もあるとの事です。雲南省でも桑の樹の原料とした紙が有るか今の時点では不明です。
黔東南苗族トン族自治州凱里市丹塞県石橋村では、今でも一部の村人が紙漉きを行い紙を造っていますが、以前その村へ行っ . . . 本文を読む
貴州省と同じように雲南省に住む多くの少数民族も紙(手工造紙)を漉くようです。雲南省では、大理白族自治州に住む白族の竹紙、白綿紙、楚雄市禄豊県のイ族の竹紙、西双版納に住むタイ族泰紙、麗江市に住む納西族の東巴紙、香格里拉のチベット族の白地紙等が特に有名だそうで今でも、それらの地域では紙漉きが行われ、手作りで紙が作られているそうです。
雲南省の少数民族の紙漉きの原料も、貴州省と基本的には同じようで、そ . . . 本文を読む