このブログでは、何度も貴州省に住む少数民族の糯食について触れて来ましたが、今私が滞在中の大理では、残念ながらお強の類は食べる事は出来ません。モチは、11月頃になると、大理市でも農貿市場やスーパーで売られます。これは白族が冬至にモチを食べると云う習慣があるからです。したがってモチも二か月程で姿を消します。
ほんの一時期ですが、大理古城内に観光客目当てに、餅つきの実演をしたり、その搗き立てのモチを売 . . . 本文を読む
貴州省の少数民族の村でも、脱穀、籾摺り、精米等に唐臼(踏み臼)を使う地域は、現在では少なくなりつつあります。村に、電気も引かれた事もあり、今では機械による籾摺り、精米が一般的の様ですが、それでも写真の様に、脱穀や籾摺りに今でも、踏み臼が使われている村もごく少数ですがあります。現役で唐臼が大いに活躍しています。
貴州省の榕江県のあるトン族の村では依然、この様に脱穀等にも踏み臼が使わ . . . 本文を読む
唐と云う言葉が付く単語は、日本語には沢山あります。国語大辞典等を引くと、唐の付く単語には、唐傘、唐紙、唐墨、唐芋、唐歌、唐織、唐絵、唐木等色々あるようです。云うまでも無く唐とは中国を意味するので、唐の単語が付くものは、何れも中国から日本へ伝わった物を指す様です。
私は、唐と云う語が付く単語に「唐臼」(注:踏み臼とも云うとの事)と云う言葉もある事を極最近になって知りました。岩波国語辞典では、唐臼と . . . 本文を読む
貴州省の少数民族の村では、「はぜ架け」して天日乾燥した稲は、脱穀しないで、そのままの状態で高床式の倉庫に保管されるようです。高床式の倉庫に、稲を保管する理由の一つとしては、ネズミ等の被害を防ぐ為、そして、湿気などで貯蔵してある米やとうもろこし等の穀物にカビが生える事を防ぐ為との事です。
また、その高床式倉庫は、家から離れた所、又は村から外れた所に倉庫がある村が多いようですが、高床式倉庫を村の外れ . . . 本文を読む
雲南省の大理市、楚雄市等では、稲刈りをしたら、その場で脱穀して、その後に広場や庭、道路端等で乾燥させる場合が多いようで、「はぜかけ」をする光景は今の所見た事はありません。私も雲南省全域を廻った訳でもありませんので、当然雲南省では他の地域には、「はぜかけ」して天日乾燥させる地域もあるとは思います。雲南省は中国の中でも米の生産量は結構多く第十位との事で、年間約670万トンだそうですから、地域により「は . . . 本文を読む