新潟久紀ブログ版retrospective

地域振興局長に着任しての思い(前編)

 新潟県庁の出先機関である「新発田地域振興局」の局長に着任しての思いなどをインタビュー仕立てで綴る「前編」です。
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Q1先ずは新発田地域振興局長に着任するにあたっての職員への言葉は?

 令和5年4月1日付けで局長に着任したての段階ですから、局の職員の皆さんにいきなり指示めいたものはだせないので、仕事に臨む姿勢のようなお話になりますが、皆さんが専門性を発揮して取り組んでおられる各部署の業務分野が振興局という名の下にチームとされていることの意義を考えます。
 「振興」といっても単発のイベントなどの賑やかしということではなくて、究極のところは地域の定住人口の減少をいかに抑制できるか、更に、地域で活動したり交流で訪れたりする人たちをいかに増やせるか、そうして社会経済を活性化して地域としての勢いを維持向上して行けるか、ということだと思います。
 それは各種の課題対応や振興施策、インフラ整備といった事業だけでなく、県税なども統計的な推移など見る中で振興につながる論点を見出していけると思います。
 それぞれの取組が相まってこの地域の振興につながるように私も微力ながら取り組みたい。そんな想いで皆さんとの協議や調整などを通じて少しでも地域の振興が前に進むようにしたいと思っています。
 どうか私のそうした意をくんでいただきたいとお願いをして先ずは新任の言葉とします。
 職員の皆さんには、お力添えのほど何卒よろしくお願いしたいと思います。

Q2『住んでよし、訪れてよしの新潟県』の実現に向けて、地域振興局長が考える、今年度の(又は長期的な)地域振興局の使命とはどんなことか?

 短期にも長期にも通じるものとして端的に言えば「守りの使命」と「攻めの使命」と考えます。
 自治体の中でも「広域性」や「専門性」という県ならではの役割の基本を踏まえ、地域振興局は具体の事業や取組みを執行したり展開する現場の最前線として、管内に住み活動する人々の生命財産の安全安心を「守る」ため全力を尽くすことが第一義かつ最大の使命。
 併せて、ウイズコロナで平時モードへと諸々のギアを上げていく中において、振興局の各部署が、所管する業務を進める中で、所管地域の勢力の維持と増進への寄与度を少しでも大きくしていけるよう、昨年よりも昨日よりも知恵と工夫を凝らそうという「攻め」の姿勢で臨むことがもう一つの使命。
 「攻め」は、何かを創造したり新たに加えたりというだけでなく、経費節減や業務短縮など、ヒト・モノ・カネの効率化も含めて考えればどんな業務にも当てはめて考えられると思います。
 意の用い方や行動の有り様を日々進化させる攻めの姿勢は「守りの使命」の鍛錬にもなると思います。

Q3使命の達成に向けて、今年度どのように取り組んでいきたいと考えるか?

 「守りの使命」と「攻めの使命」の両方を進める上での基盤となる、県民とのコミュニケーションが深化するよう取り組んでいきたいと考えています。
情報を「発信する」ということのみならず「通じ合う」ものになるように高めていきたい。
 例えばパンフレットが「できました」だけでなく「こんな風な使い方は如何ですか」と反応しやすくするというように。
 一人一人の住民との個別のやりとりは困難なので、住民に身近な市町村職員やまちづくり関係者など、「住民意識」や「地域の温度感」により近い目線や肌感覚を持つキーマン達との意見交換を通じて、地域と情報を通じ合わせていけるための関係性を構築していきたい。
 それにより、局が持つヒト・モノ・カネの資源を、より効果的に活用されるものとできたり、県以外の取組との相乗性を創造したり高めたりしたいと考えます。
〓後編に続きます〓

(「地域振興局長に着任しての思い(前編)」終わります。「地域振興局長に着任しての思い(後編)」に続きます。)
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