ささやかな幸せ

家族で小さな旅にきています。
車にみんながくっついて乗って、
お父さんの運転で出掛ける小さな旅。
毎夏のささやかな楽しみです。
日常を離れて
道に迷いながら
笑いながら
けんかもしながら
くっついて過ごす旅。
どこという予定は特に立てていない
みんなが一緒に…、ただただそれが嬉しい旅。


そして、同時に
私の胸の内には、
花火の後の淋しさのような気持ちを予感する気配が
だんだんと、ひたひたとしのびよってきます。
けんかもたくさんするし
怒ったりもたくさんするけど
子ども達と過ごすことが、とても大切でたまりません。
夏休みはそんな幸せを、改めてかみしめる日々でもあります。


お盆に、祖母を訪ねました。
祖母は、子や孫がおってくれてありがたいありがたいと
何度も繰り返しました。
涙ぐんで何度も、あぁ幸せだぁと繰り返しました。


お金でも地位でも名誉でもなく
あぁ幸せだぁ
あぁありがたい
って、究極に思うのは
おばあちゃんにとって
子や孫なんだなぁ。
そしてその気持ちが私も、ちょびっとかもしれないけれど、
とても実感として感じらるなぁ
そう思うのでした。


（ホテルの窓から
旅の空がきれいにきれいに見えました）