昨日の手帖に出てきた、
OさんとHさんに教わったことはたくさんあって、
中でも「待つこと」「待ってもらえることのありがたさ」をしみじみ想います。
最初からずっと
心をひらけていたわけではありませんでした。
痛みや、長い入院生活や、飲み込めずにいることや…に
すっかり参って、心がささくれていたり、心がかたくなっていた私は、
OさんとHさんとの語らいが「こんなの嘘っぱちだぁ!」みたいに思えて
(そんなふうに思ってしまうほど
ささくれていたんですね(*_*))
会うのがつらい時期がありました。
でも、「本当のこと」はちゃんと伝わるんですね。ちゃんとわかるんですね。
OさんとHさんの「本当のこと」、本当のすてきさ、
心の眼で見えました。
もう映っていたのに、ささくれたりかたくなっていたから、さえぎっていた。
お二人のことを大好きなんだと想う自分がよくわかりました。
そんな私を
二人は優しく笑顔で迎えて下さり
「待ってたよ」
「山口さんはきっと戻ってくると信じていたよ」
と言ってくれました。
その後、笑顔で、心が楽しくなる、心が喜ぶ、プラス思考のことを
私も心の底から語らえるようになりました。
お二人とも、大変な想い、大変な心の痛みを抱え、ひとつひとつ越えてきておられたから
若僧の私の心の内や、心のうつりかわりを
察して下さっていたんだと思います。
なんて深い優しさだろう。
信じて待っていてもらえるって
すごく嬉しい。
すごくありがたい。
それを身を持って知りました。
「今、こんな状況なんだろうなぁ」
「こんな心の時期なんだろうなぁ」と想いをはせて
優しく待つことを教わりました。
時を重ねた今だったなら、どんな語らいができただろう。
できないことが、とても残念でならないけれど
心にものすごく大事なものが刻まれていて
今も何度も思い起こす。
そんな人達に出会えたことがすごく宝。