嵐ファン・大人のひとりごと

嵐大好き人間の独りごと&嵐の楽曲から妄想したショートストーリー

わが家の歴史 第1夜

2010年04月10日 | 潤くんTVドラマ
先ほど、見終わりました。

三谷幸喜さんらしいほのぼのしたドラマですね。

中州、姪浜、大濠公園・・・私にも縁のあるところばかり

もっとも時代がちがうので、撮影は現地でされたわけではありませんけど。

次々に著名人が顔を出してましたね。

まぁみなさんちょっとだけの出演でしたが、プロデューサーさんの話によると

かなり役作りや方言に熱心に取り組まれていたとか。

実在の人物ですからね。


そしてわれらが潤くんは・・・やっぱ綺麗

綺麗だけどアイドルオーラは出してなくて、ドラマのトーンにばっちり納まっておりました。

わーい、潤くんが博多弁

バンビーノの時より自然。

出番は少なくて物足りなかったけど、第2夜は期待できそう

例のタイタニック!?があるし、予告でチラッと出た、ぎこちなくて初々しいキスシーン?とか。

八女家の3姉妹はいずれも嵐くんとは縁のある方ばかりですが、

柴咲さんを見ればつい大奥を妄想してしまいます。

あー楽しみ。

なかなかドラマに専念できない

そんな中で、お母さん役の富士純子さんなんかいいですね。さすが。


今夜のめちゃイケにわが家の歴史のキャストの方が出演されますが、

もちろんバジル家は世界一受けたい授業を見ます。

ここへ来てるみなさんだってそうでしょ

これまた楽しみですね

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妄想ドラマ 『 season 』 (4)

2010年04月10日 | 妄想ドラマ『season』

    妄想ドラマ 『 season 』 (4)



「おはようございまーす!」

元気に挨拶をする子供たち。

もうすぐ約束の7時40分。

第一音楽室の頑丈な扉を開けると、すでに20人くらいの子供たちが集まっていた。

色々な楽器の音が賑やかに鳴り響いている。

そうか、金管バンドクラブの朝練だ。


すぐに朋香と桃子が俺を見つけてそばに来た。

「おはようございます櫻井先生。来てくれるって信じてたよ」桃子が言った。

「そっか、ふたりは金管バンドクラブに入ってたんだね」

「桃子と私は副部長。部長はシュウです。なんだか頼りないけどね」

朋香が言うと桃子が頬を膨らませた。

「そんなことないよ。あのね先生、シュウは5年の時からトロンボーンのソロ吹いてるの」


ふたりと話している間にも子供たちはどんどん増えていった。

「先生、楽器がやりたいんでしょ。どれにする?」

朋香が子供たちが手にしている楽器を指して聞いた。

「えっ、僕が吹くの?いや、きょうはいいよ。見学させてもらうだけで」

「やりたいと思ったときに始めないとすぐに年とっちゃうよ」

桃子の言うとおりだ。

会社員時代から、仕事以外に何かやりたいと思いながら、何もしないまま何年たっただろう。


「まずはいろいろマウスピース吹いてみれば?音が出ないんじゃ始まらないから」

声の主はシュウだった。

手にはトロンボーンを持っている。

子供なのになんだか様になっていてかっこいい。

後ろからシンが顔を出した。

「俺はねぇ、パーカッション。6年になったらシング・シング・シングのドラムソロやりたいの。

 サクショウもパーカスにすれば?」

「シン、学校では櫻井先生だろ」

「はーい、サクショウ先生」

近くにいた子供たちが笑った。

みんな朝から元気だ。


楽器の名前を教えてもらいながら、子供たちに薦められるまま吹いてみた。

音が出たのはユーフォ二アムとトロンボーン。

コルネットはまるで音が出ない。

ムキになって音を出そうとしていたら、肩を叩かれた。

「先生、音を出すのは肺活量ではないんですよ」

にこやかに笑っていたのは音楽専任の丸田先生だった。

年齢は30代半ばくらい、華奢で可愛い感じの人だ。

上下ジャージ姿の先生が多い中で、カジュアルだけど上品でセンスのいい服を着ている。

音楽専任だから体育の授業なんてしないし、授業で畑に行くこともない。

だからいつも綺麗にしていられるのだろう。


「あっどうも。すみません勝手に」

「いいのよ。先生のことは朋香さんから聞いてます。楽器を吹きたいから

 ぜひクラブに入りたいっておっしゃってたそうで」

朋香をみると、ペロッと舌を出して逃げた。

「前に一緒に顧問をやっていた先生が転任になってしまって、誰か手伝ってくれると助かるんです」

「あの、でも僕音楽のことはまるでド素人でして、とてもお役になんて」

「大丈夫。技術的なことは上級生が下級生に教えるの。50人もいたら私も面倒みきれないから。

 先生は子供たちと一緒に音楽を楽しんでください」

嬉しそうに微笑む丸田先生に今更そんな気はありませんとは言えなかった。

がっかりさせるのは気の毒だし、しかも近くで見ると丸田先生かなりの美人。

それなのに気取らない優しい雰囲気をかもし出していて、こんな人が奥さんだったら

ホッとできそうだ。

旦那さんがちょっと羨ましいかも。


こうして、俺は南が丘小学校金管バンドクラブの副顧問になった。

8月の県のコンクールにむけて子供たちは毎朝の練習に加えて、週二日の放課後練習を始めた。


  -----つづく------
コメント (2)
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