嵐ファン・大人のひとりごと

嵐大好き人間の独りごと&嵐の楽曲から妄想したショートストーリー

わがやの歴史 第2夜、第3夜

2010年04月13日 | 潤くんTVドラマ
『ずっとそばにいるよ』だってさ~~~

たった一言のセリフって難しいよね。たぶん。

私、女優さんじゃないのでわかりませんが

声も雰囲気もめっちゃ優しい義男君。

えーっと、二人が付き合っていたころから何年経ってるんだ?とか

ゆかりさんと義男のその後は?とか気になるけど気にしないことに。


3夜連続でこんなに長いドラマは、潤くんが出てなかったらまず見ませんでした。

でもね、長さを感じませんでしたよ。

戦中戦後ではあるけれど暗くなりすぎず、でも必死で生きてるというのは伝わってきた。


ふと祖父のことを思い出しました。

私が生まれるずっと以前に亡くなっているので、仏壇の上に飾ってある

一枚の写真でしか知りませんが。

祖父は農家に生まれたけれど農業がいやで、アメリカに渡って貿易の仕事をしていたらしい。

うまくいって豊かな暮らしをしていたみたい。

その後、韓国に渡り旅館を営んでいたそうな。

しかし戦争が激しくなって帰国。

田舎にかえって農家に。

昭和初期にして、かなり波乱万丈の人生だったと思われます。

で、戦後60代で亡くなった。

年のすごく離れた兄弟は長兄は大学に行けたけど、父は高卒、一番下の叔父は

土木現場でアルバイトをして自力で高校を卒業。

まぁおじいちゃんが亡くなって急に貧乏になってしまったらしい。

名も知れない一般人もそれぞれにドラマがあったんですね。

今の私達より、なんかタフだった気がする。


八女家も海の家や6畳一間で暮らしたり、豪邸に住んだりすごかった

鬼塚さんが亡くなって小さな家に移り住んでも、また地道なくらしに戻れる

この家族がいいなと思いました。

そこでぼやいたりしてなかった。

あるがままを受け入れ前に進むたくましさも。


でもね、次に見るときは潤くんのシーンだけ見ちゃうなきっと

潤くん、こんな実力のある先輩方と共演できてよかったね。

次に潤くんの演技を見れるのは蓮ドラ?映画?
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妄想ドラマ 『 season 』 (5)

2010年04月13日 | 妄想ドラマ『season』
    妄想ドラマ 『 season 』 (5)



校内音楽会が催され、金管バンドクラブがコンクールで演奏する曲がお披露目された。

クラブ員たちの演奏は保護者からひときわ大きな拍手をもらった。

小学生でもこんなにうまいんだと感心したが、コンクールを勝ち抜いて

県の代表になるためには、まだまだ力不足らしい。

7月に入ると、春の日差しのような柔らかな雰囲気の丸田先生も、時折厳しい表情を見せるようになった。


コンクールが一週間後にせまった7月の終わり、行きつけの店“山ちゃん”で久しぶりに

大野先生、二宮先生と俺の3人が顔を会わせた。

久しぶりといっても2週間ぐらいしか経っていないが。


「金管のほうはどう?」

大野先生にきかれた。

「楽しいですよ。僕もトロンボーン少し吹けるようになりましたし」

「マルティーは?ピリピリしてない?」

今度は二宮先生が言った。

「マルティーってもしかして丸田先生のこと?」

「そう、丸田ティーチャーの略でマルティーって子供たちは呼んでる」

「二宮先生はそういうことよくご存知なんだなぁ」

「二宮先生は子供たちに人気だから、いろんな情報が入ってくるんだよ」

大野先生にそう言われると、二宮先生は嬉しそうに頭を掻いた。

それから、ちょっといたずらっぽく笑って言った。

「そういう大野先生は子供たちのお母さんに絶大なる人気だから」

大野先生を見ると、二宮先生の言葉をまるで気にする風ではなく、

それが本当のことなのか、二宮先生のいつもの冗談なのかわからなかった。


「最近、丸田先生ちょっと疲れ気味じゃない?頑張りすぎちゃうところがあるから」

食後のコーヒーを飲みながら大野先生が言った。

二宮先生が俺のおごりとか言いながら、勝手に入れたコーヒーだ。

「そうですねぇ。家に帰れば主婦で母親でもあるわけだし」

最近俺は丸田先生の、見た目からは想像できないバイタリティに驚いている。

ここのところ毎朝の練習と、週2回の放課後練習に加えて休日練習も行われていたからだ。


「大野先生と僕も毎年金管クラブの遠征にはお供してるんだ。ほかにも何人か先生方が一緒に行くけど、

 もうね子供たちがバスでうるさくて、めっちゃ疲れるからいやなんだよねぇ」

言葉とは裏腹に二宮先生は嬉しそうに言った。

「10年連続で県の代表になったって子供たちが自慢してましたけど」

「まあね。子供たちは遠足気分で遠征したがるけど、丸田先生はすごいプレッシャーだだと思うよ。

 保護者の期待も大きいし、何が何でも県のコンクールで入賞して代表にならなくちゃってね」

同情するように大野先生が言った。


「せっかく3人一緒になったんだから一杯飲んじゃおうよ」

二宮先生の一言で一杯だけのつもりがつい飲みすぎた。

車を置かせてもらうことを大将に頼んで店を出たところまでは覚えているけど、その先は記憶が定かではない。


翌日は丸田先生が放課後の練習に遅れるので、子供たちへの練習課題の伝言を

頼まれていた。

各パートのリーダーを集めて練習内容を伝えたあと、ベランダに出てぼーっとしていた。

昨夜の飲みすぎがたたったのか頭が重い。

遠くに連なる山々の緑が目に沁みる。


突然、怒鳴り声が聞こえた。

賑やかだった音楽室が静まり返る。

「練習の邪魔をするなら帰れ!もうお前らはコンクールに出なくていい」

何事かとおもって音楽室を覗いた。


   -------つづく------


コメント (2)
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