幼年時、この日は朝から天候を気にしていた。が、夜、晴れた空見た
記憶が無い。天の川、彦星、織姫、見たくて。いつもがっかりしていた。
小学生の頃数年間、夏休みは母親の里、姫路の浜辺の村に預けられていた。
1歳年上の従兄と。その頃は姫路がとても遠いところに思えていた。
地元の同年輩の子供達は自分達と言葉が違う、と遊び仲間に入れてくれなかった。
いつも従兄と2人、浜で遊んでいた。
ある年、8月のお盆前であったか、縁先で七夕の飾り付けをした。
ナスやキュウリに棒を刺して動物に見立てたりして。
その時初めて「旧暦」というものを知った。
夜、どれが天の川で彦星織姫なのかは判らなかったが、満点の星空だった
のは覚えている。
若かった叔父、叔母等が根回ししてくれたのであろう、この夕、初めて
地元の子達が誘いに来てくれた。
7~8人のグループに入れてもらい、村内の家々の軒先に立ち、
「七夕さーんほおずきとってもだんないかぁ!!?」
と呼ばわると
「子供の事ならだんないだんない!!」
と応じながら盆にたくさんの駄菓子を盛り、家の人が出てきて
ふるまってくれた。
うたうような呼ばわる言葉の節、半世紀以上経っても覚えている。
もう、とっくにそんな風習は廃れているであろうが。
・・・旧暦でやるべきである
記憶が無い。天の川、彦星、織姫、見たくて。いつもがっかりしていた。
小学生の頃数年間、夏休みは母親の里、姫路の浜辺の村に預けられていた。
1歳年上の従兄と。その頃は姫路がとても遠いところに思えていた。
地元の同年輩の子供達は自分達と言葉が違う、と遊び仲間に入れてくれなかった。
いつも従兄と2人、浜で遊んでいた。
ある年、8月のお盆前であったか、縁先で七夕の飾り付けをした。
ナスやキュウリに棒を刺して動物に見立てたりして。
その時初めて「旧暦」というものを知った。
夜、どれが天の川で彦星織姫なのかは判らなかったが、満点の星空だった
のは覚えている。
若かった叔父、叔母等が根回ししてくれたのであろう、この夕、初めて
地元の子達が誘いに来てくれた。
7~8人のグループに入れてもらい、村内の家々の軒先に立ち、
「七夕さーんほおずきとってもだんないかぁ!!?」
と呼ばわると
「子供の事ならだんないだんない!!」
と応じながら盆にたくさんの駄菓子を盛り、家の人が出てきて
ふるまってくれた。
うたうような呼ばわる言葉の節、半世紀以上経っても覚えている。
もう、とっくにそんな風習は廃れているであろうが。
・・・旧暦でやるべきである
