3/20 ナビスコ杯予選グループＡ 第１節 名古屋グランパス戦 （愛知・瑞穂陸上競技場）

※写真はナビスコ特有のまったりした雰囲気満載のシャチのカップル

【サンガのスタメン＆ベンチ】
　GK：平井
　DF：角田、増嶋、手島、渡邉
　MF：シジクレイ、佐藤、中山
　FW：徳重、柳沢、田原
SUB：上野、平島、石井、斉藤、アタリバ、西野、林

【試合レポート】
ヤマザキナビスコカップって…微妙な位置づけだよねぇ。
それも残留がクラブの目標である下位チームにとっては。
ナビスコで（仮にですよ、仮に！）優勝したって、リーグ戦で勝てなきゃ降格。
リーグ戦の為に体力温存してスタメン落とすとＪリーグから文句を言われる。
それなら降格条件の計算にナビスコ杯の勝ち点も加算してくれたら
もっと盛り上がると思うんだけどナァ。

さて、そのナビスコカップ。
サンガの属する予選グループＡは、“死のグループ”。
新監督ピクシー率いるビューティフルサッカーの名古屋グランパス。
和製銀河系軍団の浦和レッドダイヤモンズ。
リーグ戦でも好調な大久保を擁するヴィッセル神戸。
そして…我らがサンガという４チームが２回戦総当り。
Ｊ２はリーグ戦の試合数は多いが、ナビスコのあるＪ１も同じくらい試合数がある。
サンガにとってはリーグ戦のメンバーを休ませたい気もするが、
反面、この機会に新加入選手との連携を深めて欲しいという思いもある。
カトＱがナビスコ杯をどんなコンセプトで臨もうとしているのか、注目である。

その初戦、相手はリーグ戦で引き分けたピクシー名古屋。
リーグ戦では両サイドを攻められまくって大苦戦した相手。
その点をどう対策したのか…その答えはサンガのスタメンにあった。
左サイドハーフ気味に徳重を置き、大剛の負担を軽減。
また右サイドには対人能力の高い角田を起用するという作戦か？
その両サイド補強策が功を奏し、攻めあぐねた名古屋の攻撃は中央偏重となる。
その中央を支配したのは頼れる漢（おとこ）・シジクレイ！
パスカット、スライディング、両サイドへのパス供給とまさに縦横無尽！
サンガに得点機は訪れなかったものの、試合の流れはこっちのもの。
サンガサポの期待は後半へと持ち越された。

後半になると敵将ピクシーが作戦を変更してきた。
その名も…シジクレイ回避作戦！？
シジクレイのいる中央を避ける様に両サイドを狙うというもの。
さすがピクシー、わかってらっしゃる。
シジクレイの存在感が急に薄れて攻め込まれるシーンが増える。

それならコチラもとばかりに、カトＱが大胆にシステム変更。
ポストプレーで良い働きをしていた田原を敢えて下げ、
右サイドハーフにヒラジを入れ、大剛を左サイドハーフへチェンジ。
３-５-２にして中盤に人を増やす。
相手のサイド攻撃を中盤で奪い返そうというのか？
これで再度奪われかけていた流れを奪い返した。
丁々発止のやりとりが素人目にもわかる面白い試合展開だ。

そして試合が遂に動いた！
それもやはりカトＱ采配によるものといえるだろう。
交代出場のヒラジからの好クロスを勇人がスルーし、
決めたのはこれも後半２０分に投入したアタリバ！

♪アタリーバ！アタリーバ！バモス！アタリーバ！
　アタリーバ！アタリーバ！バモス！アタリーバ！♪

してやったりで狂喜乱舞のサンガイレブン！
してやったりで狂喜乱舞のサンガサポ！
その後も危なげなく勝ち切った。
たとえ名古屋がナビスコ杯でメンバー温存してこようと、勝ちは勝ち！
リーグ戦の悔しいドローのお返しをさせてもらいました♪
やっぱり勝ち試合ってのはイイ気分だ～！！
どさくさまぎれにナビスコカップ…グループ予選突破…しちゃう？(￣m￣*)ウププ

【試合結果】　名古屋０－１京都

【観客数】　5,410人

【得点者】　京都： アタリバ78

【サンガ選手の個人的評価】（10段階評価で５が平均）
　GK：平井６
　DF：角田6.5、増嶋６、手島６、渡邉６
　MF：シジクレイ７、佐藤６、中山5.5
　FW：徳重６（65分 アタリバ6.5）、柳沢5.5（89分 西野－）、田原5.5（54分 平島６）

【今日の私的MOM】
　シジクレイ ：　今日の試合、完全に中盤の支配者として君臨！