朝から陰気くさい修羅場続きにして…ほんまスマン!
NHK連続テレビ小説おちょやん最終週。
“浪速のお母ちゃん”と呼ばれた喜劇女優・浪花千栄子をモデルにした内容で、
主人公の竹井千代を演じたのはホイコーロー娘・杉咲花。
塚地武雅が演じる花車当郎(モデルは花菱アチャコ)が登場したラスト3週になって
ようやっと朝ドラっぽくなった本作ですが、
正直それまではまったく楽しめなかった。
理由はクズ男のオンパレードによる不愉快さ。
あまりのクズっぷりに朝から気分が悪くなった。
一人目のクズ男は千代の父親テルヲ(演・トータス松本)。
これまでも朝ドラでダメな父親は数多くいたけど、
このテルヲほどクズな奴は記憶にない。
とにかく自分の欲得でしか行動せず、自制心もゼロ。
さらに娘を金ヅルとしか考えておらず、クズの中のクズ。
自分の死期を悟ってから急に罪滅ぼしっぽい事をしても全然帳尻合ってなかった。
コイツがTV画面に出てくる度に腹が立った。
二人目のクズは劇団の花形スター・須賀廼家千之助(演・星田英利)。
客の笑いを取る為なら手段を選ばず、周囲に迷惑をかけても平気。
「それが喜劇役者や」と嘯く傲岸さ。キライやわ~こういう奴。
三人目のクズは千代の夫で劇団の座長となる天海天海(演・成田凌)
「オレ、才能あるからさぁ」っていうオーラをまといながら、
何かと斜に構えるところがハナっから気に喰わなかったが、
終盤には劇団に新入団した女優と浮気して子供まで作るって…クズの極み。
コイツもテルヲと同じく最後に“エエ人”になろうとするのが気に入らん!
劇中で演じた桂春團治みたいに「女遊びは芸の肥やしや!」くらい啖呵切る方が潔かった。
モデルの渋谷天外も隠し子作って千栄子と離婚してるから史実に忠実といえばそうなんだけど、
ソコまで朝ドラで忠実に描かなくてもイイのに…
鶴亀興行の社長とか、千之助の兄貴・万太郎とかも絶対に仲良くなれないタイプ。
杉咲花が演技で頑張るほどにクズ男の存在が悪目立ちし、観ていてしんどかった。
みんな役として演じていただけでしょうが、演じていた俳優まで嫌いになりそう。
冒頭にも書きましたが、塚チャンが出て来て
ようやく気持ちよく観られるようになったところでもう最終回。
最初っからこの明るいテイストだったらもっと楽しめたのに…
そもそも僕にとって浪花千栄子ってこのオロナイン軟膏の看板くらいしか印象にない。
あとは…黒澤明監督の『蜘蛛巣城』の謎の老女を演じたのを知ってるくらいかな~。
最後に。主演は杉咲花でしたが…
それより本作最大の発見は毎田暖乃(まいだのの)ちゃんでしょう。
千代の幼年期と姪の春子というまったくタイプの違う二役を見事に演じ切った逸材!
勝気な千代の少女時代
大人しい春子
まったくの別人やん!どんだけ演技の幅広いねんっ!?
これまでも主役の幼年時代を演じた子役が終盤で別の役を演じた例は数あれど、
ここまで言葉遣いから身ごなし、表情までまったく別人を演じた子はいないのではなかろうか?
とにかく今回の朝ドラは塚チャンと暖乃チャンに最後は救われたなと思った次第。
最後の最後に主人公が少女時代の自分に背中を押される展開は良かったかな。
次週からは清原果耶ちゃん主演の『おかえりモネ』。
気仙沼が舞台で久しぶりの現代劇みたい。
今度は明るく爽やかなドラマを期待します。
NHK連続テレビ小説おちょやん最終週。
“浪速のお母ちゃん”と呼ばれた喜劇女優・浪花千栄子をモデルにした内容で、
主人公の竹井千代を演じたのはホイコーロー娘・杉咲花。
塚地武雅が演じる花車当郎(モデルは花菱アチャコ)が登場したラスト3週になって
ようやっと朝ドラっぽくなった本作ですが、
正直それまではまったく楽しめなかった。
理由はクズ男のオンパレードによる不愉快さ。
あまりのクズっぷりに朝から気分が悪くなった。
一人目のクズ男は千代の父親テルヲ(演・トータス松本)。
これまでも朝ドラでダメな父親は数多くいたけど、
このテルヲほどクズな奴は記憶にない。
とにかく自分の欲得でしか行動せず、自制心もゼロ。
さらに娘を金ヅルとしか考えておらず、クズの中のクズ。
自分の死期を悟ってから急に罪滅ぼしっぽい事をしても全然帳尻合ってなかった。
コイツがTV画面に出てくる度に腹が立った。
二人目のクズは劇団の花形スター・須賀廼家千之助(演・星田英利)。
客の笑いを取る為なら手段を選ばず、周囲に迷惑をかけても平気。
「それが喜劇役者や」と嘯く傲岸さ。キライやわ~こういう奴。
三人目のクズは千代の夫で劇団の座長となる天海天海(演・成田凌)
「オレ、才能あるからさぁ」っていうオーラをまといながら、
何かと斜に構えるところがハナっから気に喰わなかったが、
終盤には劇団に新入団した女優と浮気して子供まで作るって…クズの極み。
コイツもテルヲと同じく最後に“エエ人”になろうとするのが気に入らん!
劇中で演じた桂春團治みたいに「女遊びは芸の肥やしや!」くらい啖呵切る方が潔かった。
モデルの渋谷天外も隠し子作って千栄子と離婚してるから史実に忠実といえばそうなんだけど、
ソコまで朝ドラで忠実に描かなくてもイイのに…
鶴亀興行の社長とか、千之助の兄貴・万太郎とかも絶対に仲良くなれないタイプ。
杉咲花が演技で頑張るほどにクズ男の存在が悪目立ちし、観ていてしんどかった。
みんな役として演じていただけでしょうが、演じていた俳優まで嫌いになりそう。
冒頭にも書きましたが、塚チャンが出て来て
ようやく気持ちよく観られるようになったところでもう最終回。
最初っからこの明るいテイストだったらもっと楽しめたのに…
そもそも僕にとって浪花千栄子ってこのオロナイン軟膏の看板くらいしか印象にない。
あとは…黒澤明監督の『蜘蛛巣城』の謎の老女を演じたのを知ってるくらいかな~。
最後に。主演は杉咲花でしたが…
それより本作最大の発見は毎田暖乃(まいだのの)ちゃんでしょう。
千代の幼年期と姪の春子というまったくタイプの違う二役を見事に演じ切った逸材!
勝気な千代の少女時代
大人しい春子
まったくの別人やん!どんだけ演技の幅広いねんっ!?
これまでも主役の幼年時代を演じた子役が終盤で別の役を演じた例は数あれど、
ここまで言葉遣いから身ごなし、表情までまったく別人を演じた子はいないのではなかろうか?
とにかく今回の朝ドラは塚チャンと暖乃チャンに最後は救われたなと思った次第。
最後の最後に主人公が少女時代の自分に背中を押される展開は良かったかな。
次週からは清原果耶ちゃん主演の『おかえりモネ』。
気仙沼が舞台で久しぶりの現代劇みたい。
今度は明るく爽やかなドラマを期待します。
その新平のモデルとなった渋谷天外が鶴亀の守衛さんと出てきたのが…
あとは嫌な女だと思った栗子が最後の方でキーとなるのも意外でし(・∀・)
現実のモデルの子供とか、関係者が別の役でちょこちょこ出てきてましたね。
栗子については嫌な女だとは思いませんでした。
むしろテルヲのクズの被害者の一人でしょう。